所用で保健所へ。
窓口で書類をもらって、奥から吹いてくる涼しい風にふとそちらのほうへ目をやると
建物の裏側にある広場の、芝生の低い丘が窓の外に見えた。
芝生の丘は窓より高い。
そこを風が吹きすぎるとどうなるか。
土埃が舞い、その風が室内に入ってくる。
線量の低くない広場の土埃を平気で室内に入れてしまう、
この地区の保健所の放射能に対する意識の低さ。
目の前が暗くなった。
チェルノブイリ管理区域並みの汚染地がここからそう遠くないところにあるというのに…
その近くを歩いていても、マスクをしている人はわずか。
それでも、マスクをしている同士が出会うと、
なんだかしばらく様子を伺ってしまうのは何故だろう。
お互い一番話をするべき相手かもしれないのに。
窓口で書類をもらって、奥から吹いてくる涼しい風にふとそちらのほうへ目をやると
建物の裏側にある広場の、芝生の低い丘が窓の外に見えた。
芝生の丘は窓より高い。
そこを風が吹きすぎるとどうなるか。
土埃が舞い、その風が室内に入ってくる。
線量の低くない広場の土埃を平気で室内に入れてしまう、
この地区の保健所の放射能に対する意識の低さ。
目の前が暗くなった。
チェルノブイリ管理区域並みの汚染地がここからそう遠くないところにあるというのに…
その近くを歩いていても、マスクをしている人はわずか。
それでも、マスクをしている同士が出会うと、
なんだかしばらく様子を伺ってしまうのは何故だろう。
お互い一番話をするべき相手かもしれないのに。