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安芸の宮島

2010-08-13 | 不思議なことや気付きや癒し的なこと
 フリーの日の一日、「平和の灯の集い」で私や留学生NちゃんのケアをしてくださったAさんのご厚意で、私もここだけは行かなくてはと思っていた宮島を案内してくださった。
そこでいろいろな出来事と気付きが。いろいろありすぎて全部はとても書けないけれど。

 何の予備知識も持たずに行った。それが正解だったのかもしれない。
自分を見つめなおす修行としての行程になるとは思ってもいなかったし、Aさんと私が実はフィンドホーンのご縁だったと途中でお互いに初めて知った。ありがとう、アイリーン。 
気功をしているというAさんは私からいろいろ感じることがあったようで「今日は本当に好きなようにしてね。目に映るもの、感じるもの、すべて口にしてごらんなさい」と。

 フェリーを降りて間もなく、思いがけずまだ生まれて日の経たない鹿の赤ちゃんがいた。こんなふうに無垢になれということかな、と思ったり。

 厳島神社は荘厳な造りで、非常に美しい。大鳥居ももちろん見逃さず。

 厳島神社の裏の大願寺は日本三大弁天の1つということで七福神のおみくじがあり、面白いと言われるのでひいてみたところ、ちゃんと芸能の神様である弁天さまが来てくださった。小さな金色の弁天さま。おみくじも大吉。その文言で、ある理由でまだその時点では迷っていたピースデーコンサートでの「ザマナイ」と組ませる曲目はSecret Sunでいいのだと確信。(後で知ったが、この弁財天は神仏習合期に厳島神社のご祭神の一柱「市杵島姫命」の習合であったとのこと。)

 実は広島で宿の近くに白神さまという広島の総鎮守社があり、初日に偶然通りかかったのでご挨拶にお参りしたときもおみくじは大吉。大吉の連続なんて、広島の神々は私を歓迎してくださっているのかなとうれしかった。

 お寺の松は、珍しく幹がひとつの根元からすぐ9つに分かれていた。9は次の段階への数字。また、そこのお堂にあったマッチに目を奪われて…というのも何を表すのかマッチの箱に、デザインとして999、と。そのマッチが山のようにある!普通なら気にも留めないのだろうけど、私にはとても意味のある数字だったので驚き。


 途中、高級な穴子丼をご馳走になる。ロープウェーがあるので交通費がばかにならないしつきあっていただいたので私がご馳走するつもりが、今日は任せなさいと言ったでしょうと。感謝。
 美味しくいただくも、途中思い出したことで穴子の味がわからなくなり、しばし昔語り。

 店を出て次のお寺へ向かう間に清水が流れるせせらぎが。水量もごく少ないし風光明媚な場所では全くなかったものの、手を浸したい衝動に駆られて岩場を降り透き通った流れに手を入れると、今までどんな手段でもこれほど顕著に感じたことがないというほどの浄化が訪れた。心が軽くなり、表情が変わったのが自分でもわかった。直後に覗いたお堂に白衣(清浄のしるし)観音像が。ここまででもう充分と思えたけれど。

 ロープウェーを降りたあと、弘法大師が護摩を焚いて修行されたという「消えずの火」のお堂があるところまで気温の高い中を登山道をゆく。(結構なアップダウンで、途中でへばっている人もいた。翌日と翌々日ふくらはぎがパンパンだった)その火が平和記念公園の平和の灯の種火のひとつなのだそうだ。

 そこで少し休んだ後、御山神社へ。Aさんも由来をお忘れだったようだけれどエネルギーを感じる人は感じる場所とのことで、私の反応から是非連れてゆこうと思われたらしく。今は来る人もほとんどないようだが厳島神社のれっきとした奥の宮であり、昔、三柱の女神が降臨されたという場所と後に知る。どおりで、大正末期の皇太子参拝の碑があった。
 私はそこで何かを感じたのか、感じなかったのか。エネルギーは顕在意識で感じるとは限らない、また何年かしてわかることもある、というAさんの言葉に経験から同意。フィンドホーンを契機に出るようになった「大地の声」、それはあまりに常識を超えたことばかり起きた1日に授かり、意味のある期間を経て顕現したことが10年後の再訪で初めてわかったのだから。必要であれば、いつかきっと何かわかることもあるだろう。

 少し遠くに見える頂上には大きな岩がときに建造物のように。残念ながら帰りのロープウェーに乗るためには時間がなく行けなかったが、ストーンヘンジ説があるとかないとか。

 山の麓まで下ってくると、今度は風光明媚な渓流が。よく見ると小魚もいる。夜は用事があるというAさんとはそこで別れ、行きとは別の清水であったけれど、着衣のまま触れられる体のパーツ全てに清水をかけ、靴を脱いで足を浸してみた。
 何度もAさんに言われた「感謝」の言葉と、「これからは楽に生きなさい」「自分の思うようにできるために自身が強くなりなさい」ということを何度も反芻しながら。

 昔は禁足地だった島全体がご神体というだけのことはある。行ってよかった。Aさん、暑い中本当にありがとうございました!

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