永遠の歌を求めて

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覚悟

2010-10-01 | つぶやき
昨日は夕方から、とても瞑想的な日になった。

ひたすら祈った。感謝して。あらゆる人に。

でもまだ感謝し足りないことに気付いた。どうしよう?



食事のとき、いつもついているテレビがうるさくて消した。

ひたすら、目の前に供されている「命たち」に集中したかった。

   
   (瀕死の妹の望みを叶えようと、松の枝からとった清い雪の椀を手にして)

   これらがいつかは兜卒の天の食に換わって

   やがてはおまへとみんなとに

   清い資糧をもたらすことを

   わたくしのすべてのさいはいをかけてねがふ



   こう言ったのは宮沢賢治だった。




私はそんなに強い人間じゃない。



でも、

これが私の仕事なら、カミサマ、どうぞ存分にやらせてください、

みなさん、そのためのエネルギーになってください。

一緒に、大事なお役目をしましょうね。

そう話しかけながら、目を閉じて、しっかりとかみしめて「命たち」をいただいた。




少し前までの数週間、実を言うと苦しかった。とても。

プレッシャーで、本当なら考えなくてもいいことばかり考えたし

(それに、歌うたいであることは私のアイデンティティではあるけれど

 目立つこと自体は本来好きではないとは誰が信じてくれるだろう?

 …そういえば、そういう歌手の方は他にもいた。私だけじゃ、ない・笑)



ああ、やっと、やっと、覚悟ができてきたらしい…。

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みかりん)
2010-10-01 15:10:16
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」……永訣の朝ですね。
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みかりんさん♪ (TOMOKO)
2010-10-01 21:09:27
そうです。
賢治は、実は卒論でも扱いました。

高校の国語の先生に教えていただいて、
そういえばこの詩にも、ひどく動かされたのでした。

影響されていたんでしょうね、
何かあると思い出す詩です。
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Unknown (しろぶんちょう)
2010-10-03 22:10:58
永訣の朝、いつも涙なしに読めない詩です。卒論に宮沢賢治をお選びになったとは、なんというか、とてもTOMOKOさんに似合っていらっしゃるように思います。

繊細な方は脆いものです。お口になさるもの、身近にあるよきものから、全ての力を受け取られて、なさるべきことを充分に存分になさいますよう。
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しろぶんちょうさん♪ (TOMOKO)
2010-10-03 23:50:27
え、似合ってますか?あの頃、他に書きたいものが思い浮かばなくて(^^; ありがとうございます。

そうですね、私も演劇時代から何度となく朗読もしていますが、いつも最後で涙声にならすには読めません。

お心のこもったエールに、心から感謝申し上げます。
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