「ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け」(平松洋子著 2023年1月 新潮社 379p)を読みました。
朝、4時半に起き
6時から走り
夜20時まで執筆する
という脅威の体力を持つ著者。
(1958年生まれ)
これまでも「食」に関するものをいろいろ書いてきたけれど
今度はいよいよ「アスリートと食」
取材したのは
相撲
プロレス
駅伝
バスケット
陸上
サッカー
……
職業としては
管理栄養士
体組成計開発チーム
プロテインの開発者
研究者
評論家
編集者
もちろんアスリート本人も
たくさんの人に取材すればするほど
「食」に対する考え方はいろいろで
まだ、これだ、というものはない
のが面白いところ。
バランスのよい食事というけれど
「人類はすべての栄養素を見つけているわけではありません
食品に含まれる化学成分は約20万種類
機能性成分として候補に上がっているのは約200」
と栄養外来を開いた医師の中村丁次は言う。
「今の身体は3ヶ月前の食事なんだよね
3ヶ月後にどうありたいかを考えれば
食事の仕方はおのずと変わってくる」
と言ったのは
子供のころ
「なんでなんで小僧」と呼ばれていたという管理栄養士の鈴木志保子。
選手に応じた食の指導をする。
同じものを食べたとしても
人によって
消化能力も
必要としている成分も違うからだ。
「食」は鍵
でも
まだまだ未開拓の分野であるらしい
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