里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ブラックベリーの紅葉

2020-11-30 | 日記

町内の散歩で河川敷の砂利道を歩いていると、コンクリートの堤防に生えたキズタの上を
鮮やかに紅葉したつる植物が這っています。葉は3出複葉ですが、在来のナワシロイチゴ
よりも大きいので、外来種のラズベリーとかブラックベリーかも知れません。

                             二枚とも2020.11.24撮影

調べてみるとラズベリーは落葉低木とあり、つる性ではないので別物ですね。
ブラックベリーの記事を読み込むと、バラ科キイチゴ属のつる性木本で、葉は3出複葉と
ありますからこれですね。ブラックベリーは北米中部原産で、我国へは明治時代初期に導
入されたようです。和名はセイヨウヤブイチゴ(西洋藪苺)。
主に本州~九州の家庭菜園などで栽培され、それが逸出して野生化しているようです。

                                 2020.11.24撮影

バラ科キイチゴ属の落葉つる性木本で、原産地は北米中部。
つるや枝葉にはトゲがある。つるは1年目によく伸び、2年目のつるに果実を付ける。
果実を付けたつるは枯れるが、株元からは毎年新しい茎が伸びる。
葉は互生し3出複葉。小葉の葉身は卵形で、頂小葉の長さは6~12cm、先端は尖り、縁に
は鋸歯がある。葉脈は裏面に突出する。
花期は5~6月、葉腋から総状花序を出し、白~淡紅紫色の5弁花を付ける。
花の直径は2cmほど、中心に多数の雌しべがあり、周囲を多数の雌しべが囲んでいる。
果期は8~9月、果実は小さな核果が集まった集合果で直径2~3cm、初め赤色で、
やがて黒色に熟す。完熟した果実は甘酸っぱくおいしい。



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