登米市東和町米川地区東部、なだらかな山地の尾根上の林道を歩いていくと、周囲には広葉樹
の若木の林が広がっていて、様々な樹種を観察できます。ただ、梅雨末期の今は野草も樹木も
花が少なく、種や果実の方が目立ちますね。何箇所かで見かけたのがヤマウルシの果実です。
もちろん未熟な青い実ですけどね。
よく似た仲間にヌルデがあり、葉がともに奇数羽状複葉ですが、これはヤマウルシと違って葉軸
に翼があるので、容易に識別できます。


二枚とも2019.7.16撮影
ヤマウルシの名の由来は、山に自生する漆汁の取れる木からきています。由来のごとく幹か
ら漆汁が取れますが、その量が少ないため実際に取られることはないようです。
産業として漆汁を取る木は「ウルシ」で、これは原産地が中国~インドで、樹高10mほどにな
る高木です。縄文時代早期の遺跡から、漆が塗られた遺物が発掘されていることから、史前
帰化植物といわれています。
ヤマウルシの果実は10月ころに黄褐色に熟し、外果皮の下には白い蝋質の中果皮があります。
かつての北国の山村では、果皮を蒸して圧搾し、蝋を採ってローソクを作っていたようです。

2019.7.16撮影
ヤマウルシは2017年の10月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ヤマウルシ 鮮やかな紅葉
の若木の林が広がっていて、様々な樹種を観察できます。ただ、梅雨末期の今は野草も樹木も
花が少なく、種や果実の方が目立ちますね。何箇所かで見かけたのがヤマウルシの果実です。
もちろん未熟な青い実ですけどね。
よく似た仲間にヌルデがあり、葉がともに奇数羽状複葉ですが、これはヤマウルシと違って葉軸
に翼があるので、容易に識別できます。


二枚とも2019.7.16撮影
ヤマウルシの名の由来は、山に自生する漆汁の取れる木からきています。由来のごとく幹か
ら漆汁が取れますが、その量が少ないため実際に取られることはないようです。
産業として漆汁を取る木は「ウルシ」で、これは原産地が中国~インドで、樹高10mほどにな
る高木です。縄文時代早期の遺跡から、漆が塗られた遺物が発掘されていることから、史前
帰化植物といわれています。
ヤマウルシの果実は10月ころに黄褐色に熟し、外果皮の下には白い蝋質の中果皮があります。
かつての北国の山村では、果皮を蒸して圧搾し、蝋を採ってローソクを作っていたようです。

2019.7.16撮影
ヤマウルシは2017年の10月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ヤマウルシ 鮮やかな紅葉
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