一関市藤沢町の、大籠地区東部の沢沿いの車道を集落へと下っていると、最初の
民家近くの道端に、白いスミレらしき花が群生しています。
普通のスミレに比べると葉も花も大きいですから、園芸種のスミレでしょうね。
ニオイスミレの白花・・園芸業界ではスノー・プリンセスと呼んでいる種と思われ、
どこかのお宅の庭から逸出したものでしょうね。
二枚とも2017.5.12撮影
帰宅後、「スミレ ハンドブック」で調べると、スノー・プリンセスで間違いない
ですね。和名はアメリカスミレサイシンで、その白花種ということになります。
北アメリカ原産の帰化植物で、強健で繁殖力が強いため日本各地で野に逸出し、急速に
分布域を広げているようです。
北海道では「北海道の外来種リスト 通称:北海道ブルーリスト」に収載して、異常繁殖
しないよう注意喚起しているとのこと。
2017.5.12撮影
スミレ科スミレ属の多年草。北アメリカ原産の帰化植物で、明治期に渡来。
強健種で栽培が容易なため花壇などに広く植えられ、これが道端や野に逸出している。
太くて節のある地下茎を横にのばす。
地上茎がなくて、葉柄も花柄も地中から束生し、草丈は10~20cm。
葉の基部は深い心形で上に巻き込む。葉表にはやや光沢がある。
葉が完全に展開する前に花が咲く。
花期は4~5月で、花の直径は2.5cmほど。唇弁の距は太くて短い。
白花の他に濃紫色の種や、パンダスミレと通称される斑入種がある。
蒴果は3裂して丸い種子を飛ばす。
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