100分de名著 『伊勢物語』第1回
『みやび』を体現する男
在原業平【ありわらのなりひら】
平安初期を代表する歌人・在原業平。貴種でありながら権力の階段からこぼれ落ちた彼は、そのエネルギーの全てを女性への愛と歌に注ぎ込んだ。
その物語と歌の核には、業平の人間的な魅力がつまっている。
それぞれの女性の心に見事に寄り添っていく華麗なふるまい、男と女の情をつなぎ縒り合わせていく絶妙な和歌には、現代人も学ぶことができる「みやび」が満ち溢れている。
第一回は、一見軟弱でやさ男にみえる業平に秘められた、人間的な魅力に迫っていく。
HAUSER - Song from a Secret Garden
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