資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿 ブログ

資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿が、資金繰りや経営改善など中小企業の経営者へ向けたメッセージを発信していきます!

経営者の役員報酬は変動費と考えよう!!

2010-12-29 | 中小企業経営
おはようございます。
中小企業診断士の川原寿です。

中小企業の経営においては、経営者の役員報酬を変
動費と考えるべきです。

利益が出せるならいくら役員報酬をもらってもいい
と思いますが、利益が出ないなら利益がでるまで
役員報酬をさげるべきです。

経営者は会社経営の責任を負っているのですから当然
の話だと思います。

ですので、私が赤字の会社の経営改善を図る際には
まず役員報酬を下げられないかということから始め
ます。

ここで、いざというときに経営者自身が貯蓄をして
いたり、普段の生活レベルを押さえていたり、普段
の生活レベルは高いが家族と話し合って生活レベル
を落とすことができれば、簡単に役員報酬を下げる
ことができるようになるのです。

なので、中小企業の経営者は次のような認識を持つ
べきと私は考えます。

「経営者の役員報酬は変動費と固定費(最低限の生活費)
に分けられる。そして、この固定費(最低限の生活費)が
低ければ低い程、会社の損益分岐点売上高が下げられる。
そしてこの損益分岐点売上高が低ければ低いほど、事業継続
の確率が高くなる。だから経営者は、いざという時のために
固定費(最低限の生活費)を押さえる努力をすべきであり、
経営者の役員報酬は実質的に変動費だという認識で経営を
行うべきである。」

ただし、多くの中小企業の場合、経営者のモチベーション
が業績を大きく左右すると思いますので、それとのバランス
が重要になることは言うまでもありません。

中小企業の経営者の皆さん、普段の生活を見直してみませんか?
ご自身の報酬は、会社の利益の中から出せてますか?

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