資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿 ブログ

資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿が、資金繰りや経営改善など中小企業の経営者へ向けたメッセージを発信していきます!

経営改善のステップ(中)

2011-05-27 | 経営改善
おはようございます。
資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿です。

一昨日のブログ「経営改善の3つのステップ」を中小企業の経営者に向けて簡単に3日に分けて書いていきたいと思います。

今日は、経営改善の2つ目のステップ「問題点・課題抽出」です。

まず最初は「目標設定」です。
前のステップ「現状把握」を十分踏まえて、できるだけ具体的な目標を設定します。
例えば「平成25年3月期に実質的無借金経営になる」などです。
この「目標設定」で重要なのは、目標自体を具体的にすること、目標達成時期を明確にすること、達成可能な目標にすることです。「日付(時期)」を明確にしなかったり、あいまいな目標だったり、実現可能性の低い目標だったりするとそもそも目標の意味がなくなってしまいます。

次は「成り行きでの将来像」の設定です。
これは、今のまま(成り行き)で経営をした場合に想定される将来像を推測します。
例えば「平成24年3月期は営業キャッシュフロー5,000千円、平成25年3月期は7,500千円」などです。

次は「あるべき将来像」の設定です。
これは、設定した目標を達成するためのプロセスをも含めたより具体的なものになります。
例えば「平成24年3月期は営業キャッシュフロー10,000千円、平成25年3月期は15,000千円」などです。

そして最後に「問題点・課題」です。
「あるべき将来像」と「成り行きでの将来像」のギャップを認識した上で、そのギャップを埋めるために必要な問題点・課題を抽出します。

ますは、「あるべき将来像」と「成り行きでの将来像」のギャップがどれくらいあるのかを認識すること重要です。
実際には、「目標設定」「成り行きでの将来像」「あるべき将来像」「問題点・課題抽出」を何度か繰り返してより現実的な目標や問題点・課題が抽出できますので、根気強くやってみましょう。

今日も頑張っていきましょう!!

資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿

<昨日の本>
・フレームワークを使いこなすための50問 牧田幸裕著 東洋経済
・「いいこと」が起こる!ブッタの言葉 植西聰著 三笠書房
・坂の上の雲(七) 司馬遼太郎著 文春文庫

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