資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿 ブログ

資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿が、資金繰りや経営改善など中小企業の経営者へ向けたメッセージを発信していきます!

恐るべし「JALフィロソフィ」

2012-04-05 | 中小企業経営
こんにちは。
中小企業経営者とともに資金繰りの不安と闘う!
資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿です。

いやーまたまたブログの更新をだいぶさぼってしまいました(汗)
もう少し自身に厳しくしなくては・・・。

っと、ボヤキははさておき、先日「週間東洋経済」でJAL再生についての記事を見つけました。

「JAL再生の原動力は”人”」ということで、涙のリストラから再出発を図る現場社員が「稲盛改革」を語っています。その中であげられていた稲盛改革のポイントは2つ、「JALフィロソフィ」の策定と部門別採算管理の導入であったと指摘しています。

社員として持つべき意識、価値観などがまとめられている「JALフィロソフィ」という一冊の手帳(写真)をグループ全社員が持っており、グループ全社員のベクトルを同方向に向けているようです。

植木義晴社長は、『リストラで厳しいことを実行しなくてはならないときに、「人間として何が正しいかで判断する」「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」といったフィロソフィの言葉が非常に力になった」』と語っています。

また、ある旅客スタッフは、『「一人ひとりがJAL」。このフィロソフィが好きです。というのも、グループ会社に所属する私は、これまで、自分はJALの人間ではないと思っていました。これまで、この手帳のような、皆が合わせることのできるベクトルはなかったなあと思います。』と語り、JALグループの一員としての自身を強く意識した様子が伺えます。

この記事を読み、社員のベクトルを同方向に向ける重要性を改めて感じました。

中小企業経営者の皆さん、「●●フィロソフィ」をつくらないまでも、全従業員のベクトルを同方向に向ける重要性を再度認識してみませんか。

全社員で価値観を共有し、引き続き頑張っていきましょう!!

ちなみに、以前JAL関係でアップしていたブログはこちらです。
私の「根拠のない確信」は当たっていたようです。
H23.01.23のブログ:「日航の『鶴丸』復活」に思う・・・。
H23.01.20のブログ:経営悪化の原因は?
H23.04.01のブログ:優先すべきは、理念か?利益か?
良かったら見てください。

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