未来への切符

どの国のサッカープレーヤーも同様に、W杯出場は自分の未来をも左右する結果を生む。特に北朝鮮代表にとっては他にないプラチナチケットかもしれない。
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　北朝鮮代表は、夢の海外移籍のためにＷ杯出場を目指す。１次予選突破で、ＭＦキム・ヨンジュン（２１）に西アジアの複数クラブから、ＦＷホン・ヨンジョにはタイのクラブからオファーがあったが、同国協会が拒否。移籍への最低条件としてＷ杯出場が挙がっていることが分かった。
　カタールとサウジアラビアからのキム・ヨンジュンへのオファーは年俸３０～５０万ドル（約３１５０～５２５０万円）。月給６３００円のサッカー選手にとって夢のような額だが、同国協会関係者は「Ｗ杯出場が決まれば政府に進言するが、すべては予選を突破してから」と話した。
　Ｗ杯出場を決めれば、政府から移籍の許可が下りる可能性もある。さらに、Ｗ杯に出ればキーマンの２人だけでなく、ほかの選手にもオファーが舞い込むことも考えられる。海外移籍という夢をかなえるため、イレブンは明日７日に日本に向かう。