第97回全国高等学校サッカー選手権大会 決勝戦
青森山田（青森） 3 - 1 流通経済大柏（千葉）
32分 流通経済大柏 5 関川郁万
40分 青森山田 10 檀崎竜孔
63分 青森山田 10 檀崎竜孔
88分 青森山田 13 小松慧
1月14日 14:08
埼玉スタジアム２００２
9.5℃ 54,194人
平成最後の決勝は優勝候補対決となった。
2年ぶり優勝を狙う青森山田、そして2年連続辿り着いた決勝で11年ぶりの優勝をつかみ取りたい流経柏。
共に2度目の優勝を賭けた一戦は予想を裏切る青森山田のワンサイドゲームとなった。
試合は序盤から互いのゴールに攻め立てるスピーディー展開を見せた。
テクニックと強靭なフィジカルをぶつけ合うカードの出ない範囲での激しいプレーは観客に時間の経過を感じさせなかった。
流経柏が攻勢をみせれば青森がボールを奪取し流経柏ゴールに持ち込む。流経柏も青森からボールを奪うと速攻で青森ゴールを襲った。
試合が動いたのは前半32分、流経柏のCKのチャンス。八木の右CKを関川がヘディングで合わせてゴールに叩き込み流経柏が先制した。
攻守の入れ替わりが早く互角の勝負と感じさせた試合は前半のスコアはそのまま終了するかと思われた。
しかし40分、青森山田は右サイドを駆け上がった佐々木からのパスを押し込んだ檀崎のゴールで試合を振り出しに戻し前半を1-1で終えた。
後半青森山田は立ち上がりから武田、バスケス バイロン、檀崎にボールを集めロングパス、ショートパスを使い分け流経柏の守備を翻弄していく。次第に流経柏は得意とする空中戦に持ち込めず青森に主導権を握られてしまう。
ついに後半63分右サイドを駆け上がったバスケス バイロンが2人の相手選手を交わしてペナルティエリアに入り檀崎に横パスを出す。これを檀崎がワンタッチでシュートを放ち流経柏のゴールに突き刺さし追加点を奪った。
流経柏は82分までに4人の選手を交代し形勢逆転を図っていた。
しかし67分にMF八木に代え投入したMF渡會をわずか15分で1年のDF清宮へ代えた交代は指揮官の焦りを感じさせた。
逆に青森山田は80分に2人目の交代で投入した小松がわずか8分後に決定打となる3点目を奪い流経柏を大きく突き放した。
その後も青森山田の危なげない試合運びにより3-1で青森山田が2年ぶり2度目の優勝を手にした。
2年続けて2位に沈んだ流経柏は昨年の決勝、前橋育英戦と同様に相手のスピーディーなパスワークに対応できずに失点してしまった。もちろん準優勝という結果も素晴らしいが、優勝を勝ち取るためにはさらなる対応力が必要だ。
また両チームの中で今シーズンからJに内定している青森のDF三國（J2・福岡）、MF檀崎（J1・札幌）、流経柏のDF関川（J1・鹿島）、GK猪瀬（J2・琉球）や進学組の次の目標はチーム内での定位置確保、そして20年オリンピックになる。3年後のW杯も視野に入れて成長してほしい。
青森山田（青森） 3 - 1 流通経済大柏（千葉）
32分 流通経済大柏 5 関川郁万
40分 青森山田 10 檀崎竜孔
63分 青森山田 10 檀崎竜孔
88分 青森山田 13 小松慧
1月14日 14:08
埼玉スタジアム２００２
9.5℃ 54,194人
平成最後の決勝は優勝候補対決となった。
2年ぶり優勝を狙う青森山田、そして2年連続辿り着いた決勝で11年ぶりの優勝をつかみ取りたい流経柏。
共に2度目の優勝を賭けた一戦は予想を裏切る青森山田のワンサイドゲームとなった。
試合は序盤から互いのゴールに攻め立てるスピーディー展開を見せた。
テクニックと強靭なフィジカルをぶつけ合うカードの出ない範囲での激しいプレーは観客に時間の経過を感じさせなかった。
流経柏が攻勢をみせれば青森がボールを奪取し流経柏ゴールに持ち込む。流経柏も青森からボールを奪うと速攻で青森ゴールを襲った。
試合が動いたのは前半32分、流経柏のCKのチャンス。八木の右CKを関川がヘディングで合わせてゴールに叩き込み流経柏が先制した。
攻守の入れ替わりが早く互角の勝負と感じさせた試合は前半のスコアはそのまま終了するかと思われた。
しかし40分、青森山田は右サイドを駆け上がった佐々木からのパスを押し込んだ檀崎のゴールで試合を振り出しに戻し前半を1-1で終えた。
後半青森山田は立ち上がりから武田、バスケス バイロン、檀崎にボールを集めロングパス、ショートパスを使い分け流経柏の守備を翻弄していく。次第に流経柏は得意とする空中戦に持ち込めず青森に主導権を握られてしまう。
ついに後半63分右サイドを駆け上がったバスケス バイロンが2人の相手選手を交わしてペナルティエリアに入り檀崎に横パスを出す。これを檀崎がワンタッチでシュートを放ち流経柏のゴールに突き刺さし追加点を奪った。
流経柏は82分までに4人の選手を交代し形勢逆転を図っていた。
しかし67分にMF八木に代え投入したMF渡會をわずか15分で1年のDF清宮へ代えた交代は指揮官の焦りを感じさせた。
逆に青森山田は80分に2人目の交代で投入した小松がわずか8分後に決定打となる3点目を奪い流経柏を大きく突き放した。
その後も青森山田の危なげない試合運びにより3-1で青森山田が2年ぶり2度目の優勝を手にした。
2年続けて2位に沈んだ流経柏は昨年の決勝、前橋育英戦と同様に相手のスピーディーなパスワークに対応できずに失点してしまった。もちろん準優勝という結果も素晴らしいが、優勝を勝ち取るためにはさらなる対応力が必要だ。
また両チームの中で今シーズンからJに内定している青森のDF三國（J2・福岡）、MF檀崎（J1・札幌）、流経柏のDF関川（J1・鹿島）、GK猪瀬（J2・琉球）や進学組の次の目標はチーム内での定位置確保、そして20年オリンピックになる。3年後のW杯も視野に入れて成長してほしい。
