６年生の授業で使用するオリジナルプリントの解説は配布しません。理由は単純で、生徒が授業の解説をしっかり理解しようとして聞かなくなるケースが出てくるからです。そのプリントの裏には同じ問題が印刷されており、解き直しが宿題です。その宿題を点検するとその子の学習に対する取り組み方がおおよそわかります。何のために塾に通っているのか？ 授業をしっかり理解して自分のものにする。授業での理解が生命線です。しかし、その瞬間をおろそかにする子どもが多いのには驚かされます。さらにそのことを指摘する講師がいかに少ないのかにも驚きます。昨年度お世話になったもう一つの塾では郷に入れば・・・で、解説を配布しましたが、今年度は全面的にこの配らないスタンスをとっています。先日紹介した「最強プリント」も解説の配布はありませんでした。
先週ある教室からゼミのプリントの解説をもらっていないとの連絡を受けました。その時の対応の教室へのメール内容を紹介します。
「お疲れ様です。私の指導が行き届かなく申し訳ありません。授業中にも繰り返し伝えましたが、対策プリントの解説はありません。あえて配らないようにしています。理由は家に帰って裏面に印刷してある復習用の問題（同じもの）をしっかり解けるように、授業の解説をしっかり聞き、ノートをきちんと写すようにしてほしいからです。説明の時間と写す時間を分けていることや、解き方のポイントをメモさせるノートを用意させるなど、授業に対しての意識を高めるための工夫を施しています。
授業の復習はその日にやるように指導しましたが、それも重ねて確認お願い致します。それでもわからないことが出てきたら早く来て質問するように言ってあります。基本的に、ゼミの内容はゼミで対応します。厳しいようですが、実力をあげるためにはその子の学習に対しての取り組み方の意識を高めることが肝要です。
何卒ご理解、ご協力の程よろしくお願い致します。」
現状打破＝意識を変える
頑張りましょう！
