和商市場のカニ売りのお兄ちゃんに、教えてもらったのは
ここ「釧路湿原国立公園」
湿原の中を歩くことも出来ますが、私は展望台から見ることにしました。
建物の中の展望台は、まだオープンしてなかったので、
しばし、森を歩いて、その先にある展望台から。
できれば、知床で、登山したかったのだけど、
ダイビングを優先すると、それができなくて・・・・
カラダに疲労が残ってると、いいダイビングにはならない。
そして、ダイビング後は、高所へは登れません。
せめて、ここで生の自然とふれあえて、嬉しかった♪
森を歩くことも、大好き。
四国からやってきた、年配のご夫婦に会いました。
笑顔の素敵な ご婦人が
「主人が定年したので、車で北海道を回っているの。
北海道は いいですね~♪」
ご夫婦は、知床から、こちらへ来られたと。
「知床峠では、キツネが道路わきで、なにか食べてたわ♪
野生動物が多いのも、いいわよね」
「それって、いつですか?」
「きのうの朝」
・・・・!!!・・・それって・・・そのキツネって・・・!!!
・・・でも・・・・
詳しく聞いて、なにになる・・・
それがもし、あの子だったとしても・・・
私は、結局、あの子になにも出来なかった・・・
私の心の内など気がつかず、彼女は明るく
「四国にも、いらしてくださいね♪ おうどんがとっても美味しいの」
「ありがとうございます♪ 私ね?うどんを食べるのがすごくヘタなんです。
でも、練習してから、行きますね」
わたしも、努めて、明るくそう言って どんなにヘタクソか語って
笑って、彼らと別れた。
そもそも、人の心の底など、誰にもわからないものだから。
悲しい話をして、彼らの旅を、曇らせたくなかったから・・・
それにしても、湿原は美しかった!
まるで、テレビで見るサバンナのよう。
でもきっと、湿原なのだから、実際に下のルートを歩くと
もっと違うんだろうと思う。
今度は、ゆっくり(早朝に鳥狙いで)歩いてみたい。
こんな広大な湿原を、上手になんて撮れないようーー(汗)
遠くには、沼も見えました♪
私が住む、北海道は、なんて素晴らしいところでしょか♪
ここを見られてよかったー(^^)
キツネのことが今も気になる私は、羅臼役場に 確認の電話をしました。
その日、電話を受けた役場は、「ビジターセンター」というところに
それを回し、ビジターセンターの人が、現地に向かい、キツネを探してくれたそう。
でも、残念ながら見つからず・・・
まだ、生きている可能性があること、前足だけで歩いているので、
歩きやすい道路に出てくるだろうことを話して、どうかこれからも
気にして、保護してくださるよう、お願いしました。
役場の方は、深く共感してくださって、キモチよく了解してくれました。
知床では、野生動物に関する、そうした保護関係は
ビジターセンターが一括しているそうです。
あの子が、保護されて、適切な治療を受けて、野に帰ることが一番いい。
でも、野に帰れなかった時、檻の中での一生が、幸福かどうか・・・
それとも、自由を失ってまで、暮らしたくはないのか・・
キツネ語が話せたらいいのに。