ゆりちゃんと語ろう♪

北海道札幌市から発信♪ダイビング、ラーメン、写真、日常のあれこれなど、テーマもなくだら~りと。  ・・・見てみる?

「すべての男は消耗品である」

2006年10月15日 20時17分54秒 | 好きな本
今回は、好きな本の紹介です

アクティブに見える私ですが、実はかなりインドアな人でもあるのだ。
閉じこもり生活もできる人なんでR。

いきなりなタイトルで、男性諸君ごめんちゃい

今回、紹介するのは、

「すべての男は消耗品である」 村上 龍

この村上龍という作者、「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞を取った人。

それを読めば、人となりがわかるけど、まあ、ずいぶんハデに
遊んだ人物のご様子。
この人の書くものは、わりと好き
退廃の中に、いいものが光ってる

村上龍さんは、

  「有名人とつるむ」ところが、ちょっと・・・

サッカーの中田や、キムタク、F1ドライバーなどなど。
たいしてサッカー好きでもないのに、ワールドカップになると
どこからともなく、いそいそと出てくる・・・

・・・春の虫のよう。

まあ、それはおいといて、なぜにこの本かというと
ストレートに本音で語っているエッセイだけど、ズバリあたってると
思うことばかり。
古い本だけど、今だに読み返してみては、「・・・・・だよね。」って。

内容から一部、抜粋すると、
(そのままだと問題あるかも?なので、短くまとめて)

「頭がいい女は、女に知性が必要ないと知っている。
 どうでもいい情報を無視し、必要な情報を貪欲に手に入れるという能力が
備わった人を、知性的という。
そんなめんどくさい事は、男にまかせよう、そんな能力があったって
楽しくもなんともない、と、そんな当たり前のことをわかってる女を
いい女と呼ぶ」

・・・コレ、ほんとです。
私も、女性をやって長くなるけど、同性でも、思うもの。
いい女は、「知性」だなんて、絶対に言わない。
たとえ、ものすごく備わっていても。

村上龍さんは、女性という生き物をよく知ってると思う。
「女には、かなわない」と断言して、このタイトルになったらしい。

そうだ・・・そもそもこういう人に、女性は弱いよね。
なにもかも、わかってて、降伏されたら、逆にお手上げじゃないかなあ?

経験豊富なオジサマ世代に聞くと、たいていのオジサマは
遊んで、遊んで、そして、ひととおり飽きたころ
  「愛とロマン」に戻るらしい、で、言う

 「女には、かなわない」

んで、この村上龍さんは、コレを執筆したころ、なんと35歳
極めるのが、早い

私たち女性の、いったいどこが、「かなわない」なのかは、
未熟者の私には、わからないけど、世の中の女性が、
なかなかにしたたかで、おちゃめさんだということかな??
そして、バイタリティーがあって、タフ。

今日、職場の人が、ある資格に合格したと告げてきた。
おめでとう

彼女は、不幸な生い立ちを背負って、若くして結婚し、離婚して
子供を3人奪われたのだけど、意地で取り返し、必死で育てた人。
苦労に、苦労を重ねた彼女の人生だけど
彼女は、言う。

「まだ、46歳って考えるか、もう46歳って考えるかだと思う。」
彼女は、人知れず、努力して、合格したのだった
私も、自分のことのように、嬉しかった。

私も彼女を見習って、タフで、やさしい女性になりたい。
画像は、彼女が焼いてくれたクランベリー入りのチーズケーキ

彼女のようになれたら、村上龍さんに

 「やっぱり女には、かなわない」って言われるのかな?