広島の乱読ジジイ

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ベタ基礎2重配筋(軟弱地盤に適応)

2007年11月23日 | 構造の事
現在家を建てる前に、まずすることは敷地の「地盤調査」です。

「地盤調査」は地盤の強度を調べ将来的に家が不動沈下を起こして壊れてしまわないようにするため、地盤(土地)がどの位の重みに耐えられるかと言うことを、調査することです。
(地盤については別途書こうと思います)

この、写真の二重配筋の基礎はベース部分の厚みも通常150ミリのところ250ミリとし、写真のように鉄筋も2重に施工してあります。
これは、地盤が均等に支持できないような、軟弱地盤の時に施工した例です。
地盤の強度が不均等な場合には杭を打つという方法があるのですが、均等に支持層がない場合には、土地の上に船を浮かべた要領で基礎を作ります。

通常のベタ基礎だと、軟弱地盤の上に通常のベタ基礎(シングル配筋)を施工すれば基礎が割れて壊れてしまうことが考えられますので、鉄筋を二重にしてコンクリートも厚くすることで、より強い基礎にします。

実際に地盤の支持層がなかった場所(支持層は地下35メートル)に、16年前に建てた住宅が数年前の芸予地震も経験しましたが、不動沈下も他の被害も受けませんでした。

家づくりは色々な実績と、過去の経験が非常に大切だと感じました。
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