メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『プリンセス・トヨトミ』(2011)

2013-05-09 19:21:56 | 映画
『プリンセス・トヨトミ』(2011)
原作:万城目学 監督:鈴木雅之
出演:堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一、笹野高史、沢木ルカ、森永悠希、江守徹、菊池桃子、和久井映見 ほか

なんだか最近は邦画のいいものを観たい気がして、綾瀬はるかは好きだし、なんといっても我らが笹野さんが
今作ではけっこう重要なキーパーソン的な役で出ていらっしゃるので借りてみた

trailer

story
泣く子も黙る「会計検査院調査官」は内閣からも独立した組織で、税金が正当に使われているかどうか調べて回る。
3人の調査官のリーダーは、“鬼の松平”という異名を持つ厳しい副長の松平で、
部下はハーフの旭、“ミラクル鳥居”として知られる鳥居。

大阪の各所を回り、最後に訪れたのは古いビルにある「OJO」という団体。
会計的にはとくに問題はなかったが、いつもケータイを忘れがちな松平がそこにケータイを忘れたことに気づいて戻ると、
社員が誰一人おらず、机は空っぽ、電話も通じない。架空の団体か
松平は旭に調査させ、再び訪ねると、責任者の長曽我部が「皆でランチに行っていました」と言う(笹野さん怪しい~
鳥居は「これだけ調べても分からないってことは、大阪中が口裏合わせているってことになっちゃいますよ」と反論する。

それより鳥居は、中学でイジメを受けていた真田大輔が気になっていた。
彼は性同一性障害で、子どもの頃から女性になりたくて、セーラー服を着ているためイジメられているが、
同級生・茶子は逆に男勝りで、暴力団組長の息子・蜂須賀勝に立ち向かって大輔のために戦おうとする。

松平は、「大坂 夏の陣」について研究している漆原を訪ね、
豊臣の血は徳川家によって断絶されたと言う歴史は間違っているという説を聞く。
実は国松が最後の生き残りで、徳川家は威信を守るために別人を処刑したため、
国松の子孫は現代もどこかで生きているという。
松平はもう一度OJOに行き、開かずの扉がもしや、今は立ち入り禁止になっている大阪城の抜け道とつながっているのでは?と推測する。



大阪人はこれを観てどう思ったんだろう?
まず、中井貴一さんが単なるお好み焼き屋のおやじなわけないよね、どう見ても

無人の大阪の風景はよく撮れたなあ! ちょっと閉鎖して、別撮りを組み合わせたりもしただろうけど。
エキストラの数もハンパないことがDVD特典に収録されている。真夏の撮影で息が苦しかったとか

「大阪全停止」ってゆっても、小さい子どもや赤ちゃんらはどうしたの? 大勢の観光客は???
それに大阪以外の出身者の配偶者はどないしたらええねん???
あと、富士山にたくさんの白い十字架が立つのは、結局何の意味なのかも分からなかったし。
いろいろ細かいことが気になったけれども、映画は原作通りではないようだし、まあ、いっかw


セリフの中に今の自分に言われているようなリンクもあった

「いくら親だって受け入れられないこともあるさ。
 親子だから何でもわかってくれるなんて思ってると、余計に感情がこじれることになる。
 そんな曖昧なものに最初から期待するほうがおかしい」(松平

「世の中で一番難しいのはな、自分に正直に生きることや。
 その覚悟があるんやったら、お前はお前の好きな道を行ったらええ」(真田



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