メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

#MEGXIT イギリス王室離脱問題@SNS英語術

2020-02-26 13:42:00 | テレビ・動画配信
出演:
ヒデ
はるひ
元バズフィードジャパン編集長 古田大輔
ネイティブ講師 エリカ・ウエストゲート
(父がイギリス人 小学校4年生からロンドンで暮らす マンチェスター大学卒業


【内容抜粋メモ】

1月31日午後11時(現地時間) EU からイギリス離脱







「ブレグジット」 イギリス EU 離脱@SNS 英語術

"EUとイギリス離脱 日本の未来にも関わる人類の大問題"@中田YouTube大学



そんな中、SNS ではもう一つの離脱問題が 話題を集めていました

#MEGXIT
メーガンとエグジットの造語です
ハリー王子とメーガン妃夫妻が王室から距離を置きたいと宣言
それらはすべて夫妻の SNS アカウントから発信されました







古田:
元々あの二人は Instagram のフォロワーが1100万人以上なので
SNS 上だけでもすごく話題になっています

エリカ:
イギリス人にとって王室のメンバーは
本当に身近な存在で、とても気になる話題です







何ヶ月もの実行と内部での議論の後、今年移行することに決めました
王室内での進歩的で新しい役割を切り開くためです

引き続き女王を全面的に支え続けますが
王室の中心的なメンバーとしては距離を置き
経済的に自立するよう努めていくつもりです

「シニアメンバー」という言葉はハリー王子の発案と言われている


ちょっと離れるけれども、完全に離れるわけではないという心情

はるひ:何をして何をやらないかっていうのがすごく話題になりましたね

古田:
ここでもう一つ注目されるのが結局お金の問題
それも書いてあって、夫妻は王室からの分配金を受け取らず、経済的に自立すると宣言
自立すると言っていますが、王室から直接もらうお金って全収入のわずか5%に過ぎない
となると5%もらわないと言っても、それは自立と言えるのかという議論が起きている

ヒデ:
我々の5%と違うでしょうし
我々の上皇様が時間をかけてようやくご退位された訳じゃないですか
これは急すぎませんか?

古田:
この宣言が初めに出てきたのは1月8日
これを受けてすぐに王室としても公式サイトが声明文を出した


サセックス公爵夫妻との協議に関する声明




サセックス公爵夫妻との議論はまだ初期段階です
彼らの異なったやり方をとりたいことは理解しますが
これは大変複雑な事柄ですので
方法を生み出すには時間がかかるでしょう


古田:
すごいなと思うのは Instagram で発表とか
それに対して王室がすぐステートメントをインターネットで発表して
そこにシェアボタンがついてるとか
すごく開かれているなと感じます

イギリスの国内でも大きく評価が分かれて
いろんな意見が出てきました


イギリス在住の女性の投稿




メーガンはどうしようもない人生を取り戻すでしょう
これまで以上にインタビューを行ったり
レッドカーペットに登場したりして

でもハリーはどうなの?
彼の生活は王室の中心に築かれています
彼はカナダで何をするつもりですか?
これにいい結末はありませんよ


古田 :
怒っていると言うか呆れている
こういう風に批判的な意見がある一方で
肯定的な投稿もあります

「メーガンとハリーの物語の最大の学びは
 結婚が二つの時には機能していない家族を結びつけるものと考えるのを
 止める必要があるということです
 結婚を新しい家族、新しい伝統を作り出すものとしましょう
 新しく受け継ぐ何かを」


はるひ:「機能していない家族」ってどういう意味ですか?

エリカ:喧嘩が絶えなかったり、別居していたり、何かしら問題があるという意味

古田:
年代にもよりますが、多様な意見が出てきている
今度はアメリカのニュース番組も見ていきたいと思います


「アメリカのニュース番組」
ハリー王子とメーガン侯爵夫人は、王室の役割から距離を置くことと発表しました
王室のメンバーや女王は知っていたのでしょうか?






イギリス王室メンバーは、ハリー王子夫妻の突然の発表に不意打ちを受けました
夫妻の計画は、皇室の公務から距離を置き
英国と北米を行き来するというものです
イギリスメディアが夫妻に与えた被害が
この結婚をおとぎ話とはかけ離れたものにしてしまいました

王子の亡き母親ダイアナは、かつてテレビで王室の一員であることの苦労を語りました






ダイアナ:
夫婦へのプレッシャーは相当なもので
多くの人たちから誤解を受けました


メーガン妃もまた王室での生活に追い込まれていると語っています




メーガン:
私が大丈夫かどうか聞いてくれる人はあまりいませんでした
でも舞台裏では現実としてメディアに対処しなくてはならないのです

ハリー王子は妻を擁護してこう言っています

「あまりにも長い間黙って見守ってきました
 彼女がどれほどつらかったのか言葉にできません」


(メディアの被害をメディアが伝えてるって皮肉なもんだね


はるひ:
メーガン妃もつらかったでしょうし
それを見て、何もできなかったハリー王子もつらかった
それほどバッシングがひどかったってことですか?

古田:
すごかったのはメディアの報道の仕方ですね
この写真をちょっと見てください
夫婦で年末年始、カナダに滞在したことをスクープした写真
この写真にどういう見出しがついたかと言うと




「私たちまた行ってきます」という意味
上流階級の方が「orf」と言う皮肉


古田:
もともとメーガン妃はアメリカのドラマ『スーツ』でブレイクした人気女優(そーなんだ/驚

2016年7月から共通の知人を介して
ハリー王子と出会って交際が始まって
その報道が始まったのは9月頃

ちょうどその頃、イギリスはブレグジットの国民投票を巡ってモメていた
移民や有色人種に対する敵意が強まっていた頃

メーガン妃に対しても
「あなたは本当はイギリス王室とはちょっと違うバックグラウンドの人間でしょ」
わざとちょっと気取った見出しをつけて、逆に皮肉っぽくしている


ハリー王子夫妻の突然の宣言による苦渋の選択を迫られたエリザベス女王(93)
戴冠して68年 イギリス王室を守ってきました




イギリス王室の予算は、不動産収入の他に
公式グッズ販売や宮殿の入場料などで成り立っています
国民の人気が財政に影響するため、女王の対応に注目が集まりました
(グッズって! 税金じゃないのか/驚





次に紹介するのは、ハリー王子の宣言から5日後に出された女王の声明文です


女王陛下からの声明文




本日、私と家族は孫一家の今後について
とても建設的な協議を行いました
私と家族はハリー王子とメーガン妃が若い家族として
新しい生活を作っていきたいとする望みを全面的に支持します


ヒデ:「ファミリー」っていっぱい使ってましたね

エリカ:
実はこの文章の中で8回も使われていました
カナダに行ってもずっと家族だよって言うようなアピールをしています

古田:
この中でもサセックス公爵夫妻という言葉を使わずに
ハリーとメーガンという言葉を使っている

それによって二人が望む形というものを
ある程度受け入れていきたいという風な
女王の心持ちがここに表現されているだろうなという解釈がされています


さらにその5日後、バッキンガム宮殿から最終合意案が発表されます
ここには合意した内容が書かれているのですが、大事なところだけチェックしましょう


王子夫妻と女王との話し合いが行われたバッキンガム宮殿からの声明







この新しい取り組みで合意されたように
彼らは軍の公式行事を含む王室の公務から離れる必要があると理解しています

彼らはもはや皇室の公務に必要な公的資金を受け取りません
サセックス公爵と侯爵夫人はロイヤルファミリーのメンバーではなくなったため
王室の称号を使用しません





エリカ:完全に言い切っています

ヒデ:可愛い孫だけれども、伝統も大事にしなきゃいけないし、辛い立場でしょうね

古田:
でもこれは十分に予見されていたことではないのかなと思います
なのでこの発表が出た後、そんなに驚きという反応はなかったですね

ハリー王子はその胸の内をある公式パーティーで語った
VTR を自身の公式 Instagram で投稿しました





イギリスは私の故郷であり、愛する場所です
それは決して変わりません
私は皆さんの多くからのサポートを感じながら育ち
皆さんが心からメーガンを歓迎してくれた姿を目にしました

皆さんは私がこれまでの人生で望み続けた
愛と幸福を手に入れる姿を目にしたでしょう
「ダイアナの次男もようやく結婚しました よかった!」(笑いが起こる

メーガンと私は結婚した時興奮を覚えました
私たちは希望を持ってイギリスに仕えようと思っていました

これらの理由から妻のために下した
この決定に至ったのはこれ以上ない悲しみです
退くというのは軽い決断ではありませんでした
何年にも渡る苦難の後、何ヶ月もの話し合いがありました


私が常に正しいわけではなかったと自覚していますが
今回の一件は本当に他の選択肢はありませんでした

23年前に母を亡くした時、皆さんは私のことを守ってくれました
しかしメディアは強い力を持っています
いつの日か私たちが互いに力を合わせてメディアの力を上回ることを願っています
(拍手が起きる

(イギリスのパパラッチはえげつないからな
 ダイアナ妃のプライベートを隠し撮りしてスクープしたり
 交通事故死にも未だ疑問が残るし・・・


ヒデ:
最後は感極まって言葉に詰まっていましたけれども
あれが正直な今の感想なんでしょうね

はるひ:ハリー王子は愛する人に出会ったんだなというのは分かります

古田:
先ほどのハリー王子のスピーチにもありましたが
メディアからすごい酷い報道を受けたということに対する
怒りや悲しみ、不信感があるわけですよね

だからこそ自分たちの声を直接届ける Instagram という場所で
自分たちの気持ちを伝えたんだろうなと思います


ヒデ: SNS って改めてこういう使い方があるんだなって思いました

古田:それも本当に今の時代を象徴しているなと思いました

ヒデ:テレビとかだと編集が入っちゃうじゃないですか


最後にみんなで「See You!」っていうのはやめたのかな?



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