メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

美輪明宏さん@ごごナマ

2019-09-16 13:36:44 | テレビ・動画配信
ニュースの関係で番組が押して、予約録画が12分しかとれていなかった

最新のコンサートの話
豊島区って、もしかして東京芸術劇場?!

今年のテーマは「愛のシャンソン」
舞台の照明なども全て自分でチェックしている




リハーサルの合間に向かったロビーにはお祝いの花がずらり






美輪:
美しいし、匂いもいいし
お客様が非日常の空間に入れるからありがたいですね


目指しているのは非日常の空間づくり
客席では、スタッフがお香をたき、いい香りで包み込むのも美輪さんのこだわりです
この日の会場は800人を超える観客で超満員
ウィットに富んだトークに笑いが絶えません




美輪:
久本雅美でございます(笑いが起きる

今、バラ色の人生真っ只中な方はいらっしゃいますか?
ちょっと手を上げてみてください(あまりあがらない
不景気なんですね


♪水に流して




(とても声量が出ている/驚

ホール全体に響き渡る声量で11曲を歌い上げました

男性40代:
瞬きするのも惜しいくらいのすごい濃い時間で
多分、自分の中で記憶に残るすごくいい日だったなぁと思います

50代女性:
美輪さんのシャンソンが私のシャンソンだから
私にとってのシャンソンを堪能させてもらいたので
来て良かったなと思っています


演出へのこだわり

Q:
演出も全てご自身でかなり細かい指示を出されていましたね
具体的にはどんな点にこだわって演出されているんですか?

美輪:
お客様が劇場に入る寸前まで
電車とか、仕事場とか、いろんな家庭の問題とか
日常の中で暮らしていらっしゃいますでしょう

一歩入ると、それがお花畑であったり、匂いであったり
非日常の空間の中に身を入れることができるので
お慰めできるのでそれを心得ています

ですから音楽も、お迎えの BGM も
その時のコンサートのテーマに合わせた音楽をかけるようにしています 幕が開くまで

Q:
一歩入ったところから美輪さんの世界に身も心も預けられるということですか?

美輪:
私の世界というよりは、昔の明治・大正・昭和初期
その時代というのは美しい叙情的なものがありました


なぜシャンソンを歌うのか?

美輪:
今の音楽はあれはあれで若い人向きで結構なんですけど、ラップが主でしょう
メロディーがないんです
Twitter のような即興の文句がずっと続いている

自己主張なさるのは結構だけれども
音楽によって癒されるということがないので

昔は山田耕筰、滝廉太郎など
大作曲家、大作詞家が歌をつくっていた
叙情的で感傷的でそれを聴いただけで癒される

そういう音楽でしたが、今はそうじゃない
セットでもパイプや何かが多いんです
ライトも逆ライトでチカチカする

「ノってるかー?」
「ノってるぜー」
「イェーイ!」っていうのもいいけれども
やすらぎという落ち着いた癒しにはならない


音楽とは

美輪:
私はまず音楽とは何かと言うと、メロディーとハーモニー、リズム、強弱
今は強弱がなくて全て強い
リズムもドンドコドンドコ・・・

昔はタンゴ、ワルツ、ハバネラ、マンボ 幅広かった

人間は肉体と精神でできています
肉体を維持するために食料がありますね

精神の食料は何かと言うと文化なんです
美術、文学、音楽、スポーツ・・・

それがないと精神が飢えるし、やせ細り、危ないことになる
ですから上質なものを食べないと困るので

今84歳ですが、知っている年代として提供すべきだと
そういうことなんです


「そうやって考えると食料難がやってきてますね、精神は」

「怒りっぽい人が増えた感じがする ガサガサしている感じがする」

「凶悪な事件が多いですね」


歌い続けるわけ

美輪:
昔の音楽はメロディックだし、感傷的だし
♪赤とんぼ ♪この道 いろいろありますね
そういうものを歌ったり♪ヨイトマケ やシャンソンを歌ったり


Q:現在、東京公演の真っ最中ですね

美輪:この後、九州、名古屋とか色々周ります


最近日本にはやらせたい言葉 「ルンルン」
(眉村さんのショート・ショートにあったような?

美輪:
会話の途中でなんでもいいから「ルンルン」て入れると
深刻な問題も深刻じゃなくなって気が楽になる

お葬式に行って「この度はご愁傷様でした ルンルン」って言うと、怒るかもしれませんが
「お宅のご主人、天国にいらっしゃるんでしょう おめでたいですよ だからルンルンです」

会社から疲れて帰ってきたら「おかえりなさい ルンルン」って言えばご主人はホッとするでしょう
「ちょっとおかしいんじゃないかこの女」て思われて

Q:夫婦喧嘩も少なくなるかもしれませんね

美輪:
「ルンルン」を今の救いの言葉として発見したので、皆さんに流行らせていただきたい


<お手紙の紹介>

20代:
美輪さんが担当された連続テレビ小説「花子とアン」のナレーションが大好きでした
当時、美輪さんの「ごきげんよう さようなら」の台詞を聞いてから
楽しく出勤することができました

Q:「ごきげんよう」も流行りましたよね?

美輪:あの時、流行語大賞いただいたんです


手紙:人生どん底です どういう風に過ごしたらいいでしょうか?

今日はお悩み相談が多かった
今日は色んなお話を聞かせて頂ける予定だったんですが、是非またお越しいただくことは?

美輪:いつでもお呼びくださいませ

「ごきげんよう」で終わった




たった12分間で終わっちゃったんだ/驚


追。




その後、美輪さんが入院されたニュースを知り
せっかくの舞台も中止されて、とても残念

脳梗塞で入院

関係者:
自宅で体調不良を訴えて病院で診察したら、軽度の脳梗塞が判明した
2週間ほど入院する見込みで、23日までの東京公演が中止


早く回復して、またステキな歌とお話を聞かせてくださいませ/祈×5000




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