メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『火の鳥7 乱世編 上』(角川書店)

2016-05-31 11:18:34 | マンガ&アニメ
『火の鳥7 乱世編 上』(角川書店)
手塚治虫/著 初版1986年(1992年 34刷) 1300円

※2001.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意

「この世に種族がある限り、その種族の生きる道は、権利の座を争うほかないのだろうか」

サルとイヌの友情から、リーダー同士戦わねばならず、死ぬまでまでのプロローグ。

時代は平清盛が全盛過ぎ、隠居して後の話。

一族の行く末と、自身の寿命が残りわずかなのを心配して、
中国から生き血を飲めば不老不死になる火の鳥を捕らえさせる。

山男・弁太と恋人おぶうは、あらぬ濡れ衣から別れ、
おぶうは平の女に、弁太は天狗に牛若丸を引き合わされる。

密かに平氏滅亡を狙う周囲に、平は容赦なく制裁を加えたが、
城の炎上でおぶうと鳥を見失う。

牛若丸に助けられた女と鳥は、平の危篤を聞き、城へ戻る。
弁太は騒ぎの張本人として流罪となる。(彼は弁慶のモデルとなる)



手塚さんの名作の1つ。
昔と未来を縮めて現在に至る変わった手法。

日本の神話、歴史を絡めて、道徳を説く。

手塚さんがどこまで調べて構想を練ったのか、想像を絶するスケールの大きさ!
全巻揃っていなかったのが残念。

アニメ映画化されたビデオもあるが、本編をかなり抜粋したものらしい。



コメント    この記事についてブログを書く
« 『火の鳥8 乱世編 下』(... | トップ | 『たのしいムーミン一家 ま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。