メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『スイミング・プール』

2008-01-05 17:23:28 | 映画
『スイミング・プール』(2004)フランス
監督:フランソワ・オゾン  
出演:シャーロット・ランプリング、リュディヴィーヌ・サニエ、チャールズ・ダンス ほか

以前、予告編を観て気になってた作品。久しぶりにC.ダンスが見れたのも嬉しい。
夏の避暑地の南仏、プールつきの大きな別荘、中年の人気ミステリー作家と、若く美しい女。
これだけ揃えば、現実から逃避して刺激的な妄想も膨らむってものだ。
緊迫感のあるストーリー、観てるほうも覗き見をしてるみたいな気分になる。
そして、あっと言わせるエンディングまで気を抜けない1作。

story
中年の人気ミステリー作家サラは新作に行き詰まり、出版社社長ジョンから南仏にある自分の別荘にしばらく住むことをすすめられる。
数日間は天国のように静かなバカンスを楽しんでいたが、突然、ジョンの娘だというジュリーが戻ってきて、一変する。
自由奔放な彼女は毎晩、別の男を連れ込んでくる乱れた生活ぶり。
腹を立てていたサラは、だんだん彼女の過去に興味を持ちはじめる。
ジュリーに聞くと、女癖の悪い父ジョンは彼女と母を捨てたのだという。
街のカフェのウェイター・フランクと顔見知りとなるサラ。
ジュリーは彼も家に連れ込むが、ケンカとなり、翌日、店にフランクの姿がなかった。
不審に思ったサラは彼の身辺を調べるうち、ジュリーの母親は事故で亡くなっていたことを知る。

『リリィ』で観たときはそれほどいい映画でなかったために印象も薄かったサニエも、
今作では惜しげもなく素晴らしい肉体美をさらして、ミステリアスな魅力で話に引き込んでゆく。
対するヴェテラン、ランプリングも若いパワーにまったく負けてない。
クセのある映画と役どころはもってこいの堂々たる存在感。

こんな風に小説家って、周りにいる人や出来事を題材に書いたりするから、
なかなか気の許せない人種かもねぇ。。w



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