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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『積木の箱』(1968)

2025-04-23 17:51:59 | 映画
監督:増村保造
原作:三浦綾子

出演
川上久代:若尾文子
川上和夫:島田博
杉浦悠二:緒形拳
佐々林豪一:内田朝雄 父
佐々林トキ:荒木道子 母
佐々林奈美恵:松尾嘉代 長女
佐々林みどり:梓英子 次女
佐々林一郎:内田喜郎 長男



「好きな俳優・監督」カテゴリー内「若尾文子」に追加します


【内容抜粋メモ】
閑静な住宅の佐々林家
父は理事で金持ちだが、同じ土地に3年といない









一郎のGFの父は賭け事で負けて
多額の借金をしたから町から出て行くと言う









一郎は父に相談しようと家に戻ると
姉ナミエと父がベッドで戯れるのを窓から見てしまう

一郎はその日から食事に来ない









中学に行く前にランチのパンと牛乳を買う
店番は美人の川上久代









馴染み客の教師・杉浦悠二もヒサヨ目当てで通っている
緒形拳さん、若い!
学生の名前が佐々林と聞いてうろたえるヒサヨ











どじょうをとっていたヒサヨの息子カズオが溺れて一郎が助ける

性に興味を持った一郎は本屋で裸の雑誌を見て盗む

杉浦:
金を出して読むのが恥ずかしかったんだな
この本は返しておこう










ミドリは一郎の心配をする

一郎:
ナミエ姉さんは妾に決まってる!
おやじはけだものだ!

母、ミドリも知ってて黙っている

ミドリ:大人なんてほっとけばいいの

一郎:ナミエ姉さんをおやじから放してやる!

ナミエが入ってきて何を話してたのか聞く
ミドリ:女を軽蔑する気? あんたの奥さんになる人も女なのよ!









一郎は熱を出して寝ているカズオを見舞う

杉浦は毎日、寄っている
ヒサヨは2人を夕食に招待するが一郎は隠れる



杉浦のロッカーの中にヒサヨの下着が入ってる
犯人は一郎だと分かって、軽く受け流す

ナミエは一郎も誘惑する

杉浦が家庭訪問に来る
一郎の成績が落ちて、様子が変だと母に聞くととぼける

ミドリは母を批判し、杉浦に家庭教師になってほしいと誘惑する
一郎は母の前でナミエを優しいと褒める



トキが流産して入院した際
15歳のみなし子ナミエを家事手伝いで雇った

2人が浮気をしているのを見たトキに夫は暴力をふるって
贅沢させる代わりに黙っているよう約束させた

夜、杉浦の宿直室におしかけるミドリ
ナミエが父の妾だと明かして迫る









夏休みには阿寒湖でサマーキャンプがある
炊事監督にヒサヨを誘う杉浦

一郎はヒサヨに杉浦と仲良くしないでくれと頼む



サマーキャンプにカズオも連れて来るヒサヨ









杉浦が聞くとカズオの父は5年前に亡くなった
杉浦は再婚してほしいとプロポーズする
ヒサヨ:私、先生の奥さんになれるような女じゃない

GFは一郎に告白して、もう二度と会えないからキスしてと頼むが断る









キャンプ場に父とナミエ、ミドリも来る
豪一を見て逃げるヒサヨ









ミドリは東京、九州を見て回って、男の写真をたくさん撮ってくる
ミドリ:23歳までに家庭を持つつもりで物色している

写真の中にヒサヨも写っている
豪一は小樽で秘書をしていた女だと気づき
カズオが自分の息子だと分かる

嫉妬したナミエは牛乳屋に来て豪一について問い詰める









ナミエ:
豪一に子どもを認知させてお金とりたいんでしょ
一郎を手名付けて、もう一度豪一とよりを戻したいんだわ
私がいる限り、あなたの思う通りにならないから!

一郎は帰れ!とナミエを引きずり倒す



ナミエは下着姿で一郎を誘惑する








ナミエ:
私みなし子なの
お皿1枚壊しただけで怒鳴られた
私を可愛がってくれたのはパパだけ
はじめから悪い女じゃなかった
外の世界は怖い
酷い目に遭うに決まってる

一郎:悪いのはおやじだ

結局、一郎もナミエの誘惑に陥る

ナミエ:
あの人と付き合わないほうがいいわよ
いつかきっと後悔するから









一郎はナイフを買い、夜、父の部屋からナミエの声が聞こえないか見張る



朝、ナミエは部屋にいないが
母が作った隠し部屋で父と寝ていた
年中、引っ越していたのも2人の関係を世間から誤魔化すため

ナミエ:
見つかったら半殺しに遭う
結婚も、BFと遊ぶ自由もない
刑務所と同じよ!
気が済むなら私を殺して
どうせいつか誰かに殺されるのよ

ミドリが入ってきてナイフを取り上げる

ミドリ:
一郎まで誘惑するのをやめてちょうだい!
一郎も子どもね 心はヒサヨ、体はこの女が好き
本当の大人は、心と体の両方で1人の立派な女を愛するのよ(すごい力説

ヒサヨも父の愛人だと明かすナミエ











牛乳屋にはまた杉浦が来ている

一郎:
カズオくんはおやじの子どもかい?
女なんてみんなデタラメだよ!

5年前、小樽で豪一の秘書をしていた
部下が使い込み、父はノイローゼ、母は病気になり
豪一に相談したら小切手をやるから料亭に来いと言われてレイプされた

父はクスリで自死
そのショックで母も死んだ

お腹の子どもに罪はなくカズオを生んだ
旅館の女将からお金を借りてこの店を出した

一郎:おやじの女なんて大嫌いだ!

帰宅して父を責めてナイフで脅す
父:女なんて気晴らしに楽しむものだ
一郎:新聞に出るような事件を起こして、あんたに恥をかかせてやる!



夜、学校に侵入する一郎
カズオが寝ていると知らず、ガソリンをストーブに投げて火をつける
宿直の杉浦が気づく

新聞には杉浦のうっかりミスだと書かれている

ナミエは豪一にカズオを認知しないと約束させる
豪一:女は作っても、子どもを作らんのが私の方針だ

豪一:
学校の火事はおまえがやったとしても絶対言うな
金と弁護士をつけて無罪にしてやる
ナミエに妙なマネをしたら許さんからな

ミドリは妊娠したお腹を見せる
相手は冬スキーに行った時、レイプされた時の子ども

豪一はおろせと強要する









ミドリ:
先生、あんたの罪をかぶって辞職するつもりらしいわ
警察に行って堂々と白状したらどうなの?
妊娠はウソ
私、この家出るわ
あんたの敵はパパ 負けちゃダメ



カズオは大やけどをして入院している

杉浦:
教師の自信をなくした しばらく東京に行って考えてみます
男にもいろいろある また改めて結婚を申し込みます

一郎が来て、杉浦を見て逃げる
現場で拾った一郎の帽子を返す

火傷で指がくっついたのを見せるカズオ
一郎:僕がくっつけたんだ! ゴメンよ!










ミドリが家を出て、妻に怒鳴る豪一
豪一:お前の家庭教育が悪いからだ!

一郎は父の目の前で警察に電話して自白する
一郎:警察にはみんな話すよ この家の事情を全部

トキ:
やっぱりあの時別れてたら、こんなことにならなかった!
積み木の家みたいに崩れていく!

ナミエは下着姿でタバコを吸っている
ナミエ:さよなら



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