女子の全仏女王に君臨したのは、やはりグラフだった。
メアリー・ジョー・フェルナンデスとのファイナルは、昨年を思い起こさせるような苦戦だったけど、
レベルが1段階違うという印象が残る。
なんといっても今年のコートにはディフェンディングチャンピオンのセレスがいない。
背中を刺される事件がコート場で起こるなんて、どういうことだろう
とにかく、できる限り早いカムバックを強く祈るしかない。
グラフ「セレスが欠場していることを気にかけている。ファイナルは彼女のためにもいい試合をしたい」
真のライバル同士として、相手を思いやる気持ちが伝わった。
前半(とはいっても、いつもながらクォーターファイナルからの放送だったけど)のゲームでは、
メアリー・ジョー・フェルナンデス×サバティーニの対戦で、またもや3時間を超える長い試合の末、メアリーが勝った。
サバティーニは一体いつになったら世界ランク3位、4位の厚い壁をこえて4大大会の覇者になれるのだろうか?
好調だったサンチェスも、いったん起死回生したメアリーの前には全く敵わなかった。
グラフ×カプリアティ戦も期待された好カードだったが、カプリアティ(髪を短くカットした姿が印象的)の
平坦なプレーがキャリアの違いを象徴していた感じ。
グラフは、試合中いつも厳しい表情をしているだけに、優勝した時の笑顔がとても輝いてステキだ。
トロフィーをエバートやルコントが渡し、頬にそれぞれキスをして、
スピーチにはメアリーにこづかれたり(!)、本当に嬉しそうに笑っている様子が印象に残る。
***********
エドバーグがメルベデフという脅威の新人に敗れると、
第1シードのピート・サンプラスが絶好調のブルゲラに敗れ、
この2人の注目のカードでは、ブルゲラがあっさりと駒を進めた。
それにしても、あーーーーヤラれた。
男子の優勝者は、クレーをもっとも得意とする若干22歳、スペインのブルゲラが、
ディフェンディングチャンピオンのクーリエに6-4、2-6、6-2、3-6、6-3と全く予想外の勝利。
本当に誰もかれもクーリエの3連覇で決まると諦めていたところに、
妙~にスピンの掛かったショット、突然のパッシングショット、エース、ボレーもサーヴも
全然強そうじゃない雰囲気から(失礼/謝)、あれよあれよとファイナルセットへもつれこみ、
最後はクーリエのミスショットで、思わず赤土に大の字になり、頭を抱えて感激する初優勝のシーンは初々しく、
アガシのウィンブルドンのそれを思い起こさせた。
クーリエが手をさしのべて起こし、ブルゲラのコーチでもある父親のアップは歓喜に満ちて信じられないという表情!
2人のたどたどしいフラン語のスピーチに観客も絶頂まで沸きあがり、
大会自体、感動のうちに大成功で幕を閉じた。
***********
今大会の日本でしか味わえなかった1つのパフォーマンスがあった。
坂井さん&平井さんという元ダブルスパートナー同士、息の合った珍妙な実況解説(ああ、コレ面白かったあ! 大好き
サービスのコースを2人で予測しては、ことごとくハズれて「全然違いますね~」w
クーリエ×クライチェク戦では、
坂井さん「絶対的有利なクーリエ側につきますから、平井さんはクライチェク側で解説してください」
平井さん「ズルいですね、強いほうをとって・・・」
坂井さん「いやあ、私もクーリエのように勝ち続けていた時は気持ちよかったですね」
平井さん「全然レベルが違うんじゃないですか?」
後半もち直してきたクライチェク。
平井さん「坂井さんが応援しだした途端によくなってきましたねぇ」
坂井さん「やっぱり何か通じるものがあるんでしょうね」
平井さん「いや、全然ないと思いますけどね」
坂井さん「平井さんはいつもヘナヘナボールだったから・・・」
平井さん「ヘナヘナって、ひどいですね・・・」
この2人の解説、これからもどんどんやってほしいな。
とにかく1993のクレーの覇者はブルゲラで、マックの予想は見事にハズれ。グラフの予想が大当たり。
そして、また新たなヒーローが生まれたというワケ。
メアリー・ジョー・フェルナンデスとのファイナルは、昨年を思い起こさせるような苦戦だったけど、
レベルが1段階違うという印象が残る。
なんといっても今年のコートにはディフェンディングチャンピオンのセレスがいない。
背中を刺される事件がコート場で起こるなんて、どういうことだろう
とにかく、できる限り早いカムバックを強く祈るしかない。
グラフ「セレスが欠場していることを気にかけている。ファイナルは彼女のためにもいい試合をしたい」
真のライバル同士として、相手を思いやる気持ちが伝わった。
前半(とはいっても、いつもながらクォーターファイナルからの放送だったけど)のゲームでは、
メアリー・ジョー・フェルナンデス×サバティーニの対戦で、またもや3時間を超える長い試合の末、メアリーが勝った。
サバティーニは一体いつになったら世界ランク3位、4位の厚い壁をこえて4大大会の覇者になれるのだろうか?
好調だったサンチェスも、いったん起死回生したメアリーの前には全く敵わなかった。
グラフ×カプリアティ戦も期待された好カードだったが、カプリアティ(髪を短くカットした姿が印象的)の
平坦なプレーがキャリアの違いを象徴していた感じ。
グラフは、試合中いつも厳しい表情をしているだけに、優勝した時の笑顔がとても輝いてステキだ。
トロフィーをエバートやルコントが渡し、頬にそれぞれキスをして、
スピーチにはメアリーにこづかれたり(!)、本当に嬉しそうに笑っている様子が印象に残る。
***********
エドバーグがメルベデフという脅威の新人に敗れると、
第1シードのピート・サンプラスが絶好調のブルゲラに敗れ、
この2人の注目のカードでは、ブルゲラがあっさりと駒を進めた。
それにしても、あーーーーヤラれた。
男子の優勝者は、クレーをもっとも得意とする若干22歳、スペインのブルゲラが、
ディフェンディングチャンピオンのクーリエに6-4、2-6、6-2、3-6、6-3と全く予想外の勝利。
本当に誰もかれもクーリエの3連覇で決まると諦めていたところに、
妙~にスピンの掛かったショット、突然のパッシングショット、エース、ボレーもサーヴも
全然強そうじゃない雰囲気から(失礼/謝)、あれよあれよとファイナルセットへもつれこみ、
最後はクーリエのミスショットで、思わず赤土に大の字になり、頭を抱えて感激する初優勝のシーンは初々しく、
アガシのウィンブルドンのそれを思い起こさせた。
クーリエが手をさしのべて起こし、ブルゲラのコーチでもある父親のアップは歓喜に満ちて信じられないという表情!
2人のたどたどしいフラン語のスピーチに観客も絶頂まで沸きあがり、
大会自体、感動のうちに大成功で幕を閉じた。
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今大会の日本でしか味わえなかった1つのパフォーマンスがあった。
坂井さん&平井さんという元ダブルスパートナー同士、息の合った珍妙な実況解説(ああ、コレ面白かったあ! 大好き
サービスのコースを2人で予測しては、ことごとくハズれて「全然違いますね~」w
クーリエ×クライチェク戦では、
坂井さん「絶対的有利なクーリエ側につきますから、平井さんはクライチェク側で解説してください」
平井さん「ズルいですね、強いほうをとって・・・」
坂井さん「いやあ、私もクーリエのように勝ち続けていた時は気持ちよかったですね」
平井さん「全然レベルが違うんじゃないですか?」
後半もち直してきたクライチェク。
平井さん「坂井さんが応援しだした途端によくなってきましたねぇ」
坂井さん「やっぱり何か通じるものがあるんでしょうね」
平井さん「いや、全然ないと思いますけどね」
坂井さん「平井さんはいつもヘナヘナボールだったから・・・」
平井さん「ヘナヘナって、ひどいですね・・・」
この2人の解説、これからもどんどんやってほしいな。
とにかく1993のクレーの覇者はブルゲラで、マックの予想は見事にハズれ。グラフの予想が大当たり。
そして、また新たなヒーローが生まれたというワケ。