素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

もうすぐ終わりと思うけど

2015年08月31日 19時17分29秒 | 日記
アルスラーン、纏まるの?

多分全24か25話だよね?
今、21章で、まだ宝剣のホの字も出て無いんですが;

あと3~4話で、カイ・ホスローの霊に宝剣を与えてもらって、王都を奪還し、ブタ国王がガチムチ国王を道連れに投身自殺するところまでやるわけ?

ちょっと無茶過ぎるような;

今回、ギーヴが追放される形で密命を受けて旅立って行きましたが。
まさか宝剣の探索じゃないよね?

ギーヴが拾ってきたものを「どうだ!」とアルスラーン殿下が掲げても、何の価値も無いわけで。

例えば日本の場合、天皇に即位するためには必ず3種の神器を所有せねばならないという鉄の掟があるわけですが。
それは正統な後継者が手にするから即位条件として機能するわけであって、例えば、考えたくないことだけど、怪盗ルパンみたいな奴が3種の神器の本体を皇居と2つの神宮から全部盗み出すような真似をした場合、そいつが、怪盗ルパンが天皇に即位できるかというと「できない」わけで。

同じように他人に探させて、見つけさせた宝剣を手にしても、アルスラーン殿下の王位の正当性、無いでしょ。
だからギーヴに単独行動させて探させるなんてのは意味が無い。

でもこの時期に密命と言われたら、それしか思いつかないんだよなぁ。


あと、原作の名場面飛ばし過ぎのような。
時間足りないのかね。

アルスラーン軍に敗れて、砦(だったと思う)を落されたイアルダボードの民が、岬から集団投身自殺するシーンとか。
異教徒の奴隷にされるぐらいなら死を選ぶってわけですね。
アルスラーン殿下にはそんなつもり無いのに。


ブタ国王が、ガチムチ国王であるアンドラゴラス三世に「決闘を挑む!」と剣を振りかざしていると。
ブタにガチムチとガチでやりあって勝ち目があるはずがないと、周囲が止めに入ったら。
ブタの剣が止めに入った臣下の身体を掠め。

直後、その臣下は苦しみだして息絶える。

ブタ国王は、剣に毒を塗って決闘を挑みに来たのだった。
いくら異教徒相手とはいえ、こんな卑怯な真似が果たして許されるのか?

と、臣下一同がドンビキするシーンとか。

あのシーン、好きだったんだけどなー。


この分じゃ、アルスラーンが王都を奪還した後に、王都エクバターナに居たルシタニアの一般人、それも老人や子供たちが、パルス人になぶり殺しにされるシーンも多分無いな。
あのシーンの無情さ、好きだったんだけどな。

それまでね、パルス人はルシタニア人の虫の居所ひとつで我が子を叩き殺されたり、財産を奪われたり、強姦されたりすることを耐えねばならない立場だったから。
アルスラーン殿下が王都を奪還した!!やっと我が手に祖国が帰ってきた!!となって。

それまでの恨みを思う存分晴らすわけですわ。

自業自得、と言ったらその通りかもしれないんだけど。
蛮行には蛮行で返す、というのがね。

なんとも物悲しいというか。