素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

アルスラーンとうしおの感想。

2015年08月18日 21時06分55秒 | 日記
今週のアルスラーンですけど。

血筋か道理か、その2択で、血筋側を取ったヒルメス=銀仮面卿陣営の話でしたな。

いくら血筋が正統でもさ、他国に通じて国民に塗炭の苦しみを味わわせた人間に王の資格なんかないやんな。
しかし。
ここから正当性の巻き返しを図るために英雄王カイ・ホスローの残した宝剣ルクナバードを求めるの、いつ言い出すんだろうな?
よくよく考えると、ナルサスあたりは「そんなものは伝説です。ルクナバードも蛇王ザッハークも実在するとは思えない」とか言い出しそうなんだけど。
伝説をそのまま信じるタイプには見えないし。
(歴史や知の蓄積は重んじてはいるに違いないけどね)

原作読んだのかなり昔なんで、ここら辺すっかり忘れてるんですよね。
まぁ、そのせいでそのときのやり取りが楽しみではあるんですが。



今週のうしおですが。

親父殿の「殴らせてやる」発言はやっぱ重いね。

我が子に、母は死んだ、と嘘を吐いていたこと。
心の重みになってたんだろうな。

でも、正直に我が子だけには打ち明ける、という選択肢は取れなかったのは分かるよね。
白面の者を日本の要になってる地層に封印し、結界を張って日本のバケモノたちが理由もわからず襲ってきて、日本が崩壊するのを防ぐ『お役目』だものな。
いくら我が子でも、そんな秘密は打ち明けることは出来ない。

でも、それでもどんだけ言いたかったか。
それが「殴らせてやる」発言で出てるわな。
それで今まで犯し続けてきた罪のいくらかを贖いたいって気持ち。

ついでに言えばさ。
獣の槍を引き抜いたのが我が子であったこと。

これも、運命を感じただろうし。
お役目の女・うしおの母との間に出来た子が槍に選ばれたこと。
子供に重い運命を背負わせてしまったという負い目もあったんじゃないかと。

光覇明宗の偉い人たちに「槍は我々が見出した正統後継者に引き継がせるべきだ」と言われても食い下がったあたりと、家でのうしお相手に力なく「お前の母さんは美しい人だった」とか「死んだということではだめなのか?」と淡々と言う様に、その気持ちの両方が出てる気がしました。

来週、フスマ。
OPでも幅を利かせてる妖怪ですな。
バトル面、期待してます。