素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

お人よしもここまで来ると燃えるしか無い

2015年05月11日 21時53分15秒 | 日記
ダンまちの6話見たんですけど。

何この主人公?
神様?

聖人すぎっだろ。

嘘吐きのドロボーサポーター少女が、自業自得でモンスターの餌食になろうとしている瞬間!
駆けつけて助ける。

うーむ。ベタ。

しかし、ここに至るまでに、少女が悪巧みするところ、主人公のベル君が裏表無く接するところ。
ベル君の周囲の人間が「あの子には関わらない方がいい」と、再三忠告するところ。

これらがこの救出劇の破壊力を高めてますな。

ドロボー少女に笑顔で接し、分け前も山分けで与え、紳士に、公平に、仲間として相手をする。
冒険者とサポーターという立場の違いを最大限に利用して、分け前なんぞやらねぇ、なんか一言も言わない。

しかし、ドロボー少女はそれを「変なヤツ」と思うだけで、感激はせず。

そして。

(周囲の人間)こいつ、人間のクズやで。関わらない方がいいで。マジやで?嘘やないで?

こんなことを何人も何人も、会う人会う人が繰り返し繰り返しベル君に強調しといて、最終的にそれに見合う行為をドロボー少女が行って。(モンスターをおびき寄せ、ベル君をそこに放置。ベル君の持ち物を奪って、1人で逃走)

ベル君は、それでも助ける。
なんという漢。

普通なら「勝手に死ね。自業自得だ」「天誅だ」で見捨てても誰も非難出来ませんよ。
だからこそ、この救出劇の破壊力は半端ない。

やっぱ積み上げたものがあるとねぇ。破壊力が違いますやね。

この状況で助けられたらさぁ。
もう一生、ベル君のお傍でサポーターとしてお仕えしなきゃならんですな。

脱げと言われれば脱ぎ、飲めと言われれば飲む。
そんな感じ(どんな感じだ

いやま、神回でしょう。
震えました。

1回、命の危険があるような罠にハメられて、そのすぐ後だからここまでグッとくるんですよね。
お前、この女に1回殺されかけたのに、それでもまだこの女を救うか!?って。

理由がさ「かつては自分も周囲の人間の誰にも相手にされなくて、ヘスティア様に拾われるまではどうしようもなかったから」

優しいのぅ。
そして、こういう優しさはさ、本当の優しさだな。

3話のベル君もかっこよかったけど、6話は比べ物にならないくらいかっこよかったです。



今月のヴァニラフィクションですけど。

やっぱそれか。
それしかないよなぁ。
(鞠山さんが指輪をドラジエ君に譲渡)

クールに現実を見つめるのがいつもな鞠山さんがさ、ドラジエ君の顔に「死人の赤い線」が見えるという進行役の言葉で激昂するのがね。
痛々しいね。

喧嘩が好きで、戦って勝つのが好きだから、本来なら目の前に出てきた情報は冷静に吟味し、客観的に正しい場合は受け入れるはずなのにね。
(それぐらい、彼にとって息子が大事だってことだよ)