今の人にはルーツといえば缶コーヒーを想像するのかもしれないな。
しかし僕らの世代の「ルーツ」と言えば「アフリカ人キンタ クンテイ」が主人公のアメリカテレビドラマになるのです。
今から40年くらい前の小学校で突然ある朝「昨日ルーツ見た?」「キンタ クンテイどうなるの?」で持ち切りで授業でも先生が取りあげたくらいですからね~
確かに事前に凄い宣伝はしてましたが僕は見てなかったので完全に乗り遅れた生徒になっていたのです。
実は僕はこれをず~~~~~っと引きずってたのですよ。
缶コーヒーの「ルーツ」を見るたびに「あルーツって面白かったのかな^」と言う感じ。
で今回BSで初の再放送がありました。
もちろん今までの人生の一部の清算という意味で(大げさか?)全話録画しましたよ。
簡単に言うと、キンタ クンテイと言うアフリカ人がアメリカ人に捕えられて奴隷になり、それから4代目で自由になるという大河ドラマです。
ゲストスターにOJシンプソンとか、音楽はクインシージョーンズとか、かなり凄いメンバーです。
ストーリーは安いソープオペラみたいに「そらないで~」的な偶然の出会いや、ベルばらみたいな劇的な別れも一切なくて、ましてや祖先の出生などに重大な秘密があったりすることなく、たんたんと人が死に、子孫が生まれと、波乱万丈がほとんどないのですが、重厚でしっかりしたドラマになってます。
でもこれって、あの当時の子供らは最終回まで見れたかな~
この感覚(あまり重大ではないが子供時代できなかったけど、今もちょっとひっかるよな)をくすぐるビジネスは小さくないようです。
僕らの時代は格好のお客みたいです。
家の経済状態のため買ってもらえなかったあの頃のおもちゃ、レコード(CDに代わってますよね)は店にあふれているし、その当時を懐かしむ書籍なんて、そりゃ凄い数です。
今はおもちゃ、ビデオなどなど大量に再販されて「大人買い」というあいまいで、子供時代と同様に迷ってる気持ちを無理なく「買ってもええねんで~」と押してくれる誘惑な言葉でまどわすのですよ。
でもどっちみち、当時怒られるのが「おかん」から「嫁さん」に変わるだけなのですがね~
どっちかと言うと自分の稼ぎで買って怒られる今のほうが辛いかもしれないな~
と言いながらも、また本屋で書籍をあさり、高価なおみちゃを指をくわえて見る日常ですな。
今日でゴールデンウィークも最後、天気もいいし楽しみましょう!