ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

沈丁花

2020-02-24 | 詩物語
沈丁花が今あちこちで見かけます。若い時はもっと匂いが強く感じられたのは、若い時はそれだけ嗅覚が発達してたのでしょう。齢とともに嗅覚も衰えて来る気がします。中耳炎を患ったことも原因でしょうが。

         沈丁の突き刺さりたる香の刃


     


     沈丁の毬の艶めく雨上り


     


     沈丁の雨に頷く如く揺れ


     沈丁花雨の滴も香るかな


     文鳥の嘴のごと沈丁花


     晩酌に混じりたる香や沈丁花


     沈丁の香のピン止めや片思ひ


     沈丁の香りに恋の予感して


     


     白猫の青い片目や白沈丁



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