ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

味噌汁の湯気の嬉しき今朝の冬

2019-11-08 | 冬の俳句
     


     立冬やお昼は豚汁定食


     


     立冬の声聴けさうな黒電話


     パソコンの不具合生じ冬に入る


     老いし手に伸ばすクリーム冬に入る


     百均で靴下買って冬に入る


     コーヒーを上手に淹れて冬に入る


     立冬の音を聴きたるポストかな




種なすび

2019-11-08 | 老いの俳句
     


     強者の百戦錬磨種茄子


     


     浪花節うなりさうなる種なすび


     


     悠々とどっしり生きて種茄子


     


     種茄子の見交はしお主も悪よのう


     種茄子や悪代官のブワハハハ


     悪役の味ある顔や種なすび


     種茄子の艶の黒々くすみゆく


     


     わすれたる義理人情や種茄子


     良き種は元気な株に種茄子


     老いの手の斑の伸びたる種茄子



昨日、畑にまだぶらぶらぶら下がってるのを見ました。もうそろそろ摘み取り時でしょうか。晩秋の日暮の陽にどっしりとして見えました。