ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

藤棚

2019-05-03 | 俳句
     


     藤房の瑞々しきや老いの肌

     藤棚や懐かしき歌「女学生」

     藤棚を寝て見上げればうとうとと


 やっと晴れ。久し振りの晴天です。五月らしい今朝の天気です。
連日の深酒であまり良い目覚めではないのですが。今朝のこの日の光に、五月の瑞々しい空気に癒されております。が、昨日、コーヒーが切れてたのに買って来るのを忘れてしまい、お間抜けな朝です。
仕方ないので、今朝はお茶です。それももう随分前のものだから香りもなく美味しくはありません。もう少ししたら新茶が出回るようになりますね。そうしたら少し買って楽しみたいと思います。(新茶は高いから。一番少ない袋を。)
 思えば、子供の時は祖母が毎年お茶を摘んでこしらえていたから贅沢に飲めていたんですよね。(大人ならね。)でも、子供はあまりお茶は好みません。「美味しいお茶ですね。」なんて言ってる子を見たことありません。渋いしね。でも、新茶の香りだけは子供の時から好きでした。
横尾忠則は、子供の時、砂糖を入れて飲んでたとか。何かで読みました。そうですね。砂糖を入れれば子供でも飲みやすくなりますね。ミルクを入れたらもっと美味しく飲めますね。
 おくどの前で、汗を拭いながら火を焚き、大きな釜で手ぬぐい頭の祖母が、根気よく一日中煎っていたのを思い出します。