もう3月かー。年末から、ホント精神的につらいわー。ぐっすん。
映画の日だし、なんか観に行って、気持ちを切り替えようと、『スリー・ビルボード』が、まだやっていたので観に行きました~。もうひと踏ん張りがんばるぞー。えいえいおー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/b5/b3cf1ee0570acd092468cd76b32e338b.jpg)
『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンドが主人公ミルドレッドを演じてます。ファーゴでは妊婦の役だったんで、さすがに今作では痩せたし、歳とったなーと思ったけど、いやはや、凄い女優さんですわ。息子の同級生たちの股間を、次々に蹴り上げるシーンでは思わず拍手です。パチパチ!
以下、ネタバレ有。反転させて読んでください。
いや、重くて、かなり辛い映画でした。娘をあのような形で失ってしまい、しかも、最後の親子の会話があれでは、自責の念に苛まれて、まともでいられないのは無理もありません。人が亡くなると、ショック、否認、怒り、喪失感などの感情が順を追って表出し、一番、つらく悲しいのは半年後くらいだと、一般的に言われます。この映画でも、母親のミルドレッドが、警察にケンカを売る広告を出すという行動に出たのは、まさに事件の7か月後でした。彼女にとって、何かをせずにはいられない時だったのでしょう。
出てくる人たちは、みんな、根はいい人であるんだけど、満たされない思いや鬱屈した感情を抱えて、誰かに八つ当たりしながら生きている。やっていることが空回りして、誰も幸せにならない。
やがて、自死した警察署長の、関係者それぞれに宛てた遺書が読まれ、一筋の光明が見えるのだが、、、、
そして、まさか!の二人が、心を通わす(かもしれない)、しかし、行くも地獄、戻るも地獄、、、と、そこでエンドロール。
いや、たとえ地獄だって、彼女や彼なら生きていけるという終わりなのでしょうか。
とにかく先が読めなくて、最後まで夢中になりました。アカデミー賞では脚本賞をぜひ取って欲しいなー。
あと、歯医者さんはやっぱり怖いですね、、、。『アウトレイジ』の歯医者での超怖いシーンを思い出しました(^^;)
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