先日開催されたシンポジウムの記事がある新聞に載ったそうなのですが、、、、。ご存知のようにその新聞は某カルト教団の提灯記事しか書けない実情がありまして残念なことです。
私もそのシンポにでたのですが、私と記者の感想がこうも違うとは…。
もう、戒名とお金の話はいいでしょ、と思うんです。戒名が1000万円なら高い、戒名が1円なら安いって、そういう話をしたっていつまでたったって答えはでないと思います。そもそもお金で買うものではないのに。
逆に戒名不要の人に聞きたい。不要なのか積極的にNOなのか。つまり、戒名を授かると自治体からお金がもらえるとかいうことになったら実際どうしますか?と。ちなみに葬儀のお布施は相続税の控除対象になりますので拙寺では必ず領収証を出しております。
そもそも全日本仏教会ではとっくの昔に「戒名料」の呼称撤廃を宣言しております。私も私の師僧もそんな怪しげな料金受けとったことは一切ありません。、、、、、では誰がそんなのを請求したり受け取っているのか?
ちょっと調べればすぐに分かります。パチパチ!
でもみんな調べません。
目の前にあふれている新聞広告やテレビラジオCMでやっているところがいいところだと思えるからでしょう。ホント残念なことです。
故人にぴったりの戒名を3万円で売りますという、もうあきれてものも言えないようなサイトも、実際人気なのだそうです。
このように例え粗悪なものでも安いことが重要、という人はホントいるんです。
でも、私は地球最後の日にファミレスでチンしたご飯や工場でできたお惣菜を食べるより、家族と我が家、あるいは街の定食屋で人間が作ったご飯を食べたいんです。自分にとって深夜営業の店やマニュアル調理のチェーン店は不要だと地味に地味につぶやきます。
写真~
ガーの一種ですね。江戸川の行業組合に入っているお檀家さんの網にかかったそうです。何だかわからん魚が最近どんどん増えているそうです。こらー!誰ですか、勝手に放流するのは!
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さて。13日に実家でお盆の迎え火の準備をしてきました。
母親が身体が不自由なため、嫁いでも実家のお盆と正月の準備に駆り出されています。
お仏壇のお掃除をして、お位牌を磨いてきましたが、その時に何回みても祖父と祖母の戒名は立派だなぁとほれぼれしてました。
もちろん戒名の優劣などはわからないのですが
戒名をいただく時に「おじいさまはこういうお方で・・・」など、お話をされていたり
祖父母が生前から関わり合いのある住職からいただいたお名前なので、とても愛着があります。
だから私は戒名欲しいです。遺言に書きたいです 笑
でも旦那の実家にはお仏壇も神棚もないようです(うちの実家は商いをしてるからあるだけなんですが)
お盆も旦那の祖父母宅は東北であり、お迎え火も送り火もやったことがないそうです。結婚して最大のカルチャーショックでした。
考えてみれば、お迎え火を歩道の端で(庭がないため)やっていると通行人に不思議(不審?)そうにみられます。
今の都市部の人間は、仏教とは離れた生活なんですかね。
うちは年に数回お寺でお墓参りするのは普通のことでしたが、みんな忙しいからそんな時間ないんでしょうか。
悲しいことですね。
楽しんでいただけたようで何よりです。また機会がございましたらいろんな行事にぜひぜひご参加ください。
お盆に各家を回っていて思うのは、「この家はきっと…」と思う家(ご主人や奥さん、おじいちゃんおばあちゃん等がいつもしっかりとなさっている)は大抵、私が拝んでいる間にうしろにずらりと並んで手を合わせているんです。上の世代が下の世代に「ご先祖様を大切に」あるいは「命はいただいたものだ」とちゃんと伝えているんです。
「うちは分家で仏が無いから」という家が都心に多いのは分かるんですが、それならお盆は本家に行けばいいのにな、と。この話は長くなりすぎるのでまたいずれ(^^)
くれぐれも熱中症に気をつけてお過ごしくださいませ~