知人から「この4月で結婚35年になりました」と、メールを頂きました。遊びに来た二歳と四ヶ月のお孫さんの写真が添えられていて、お孫さんとのひと時の様子が書かれてます。
洗濯ハサミを組み立てて色んな形を作るのが好きみたいです。今の洗濯ハサミはカラフルだから色んな色があるので英語で教えています。
洗濯ハサミを持ってブルー、ピンク、ホワイト、イエロー、レッドと教えてやると、付いて来てしゃべります。数分経って洗濯ハサミ持って見せると、その色を英語で言うのには驚き。
そして別れ際に、『グッバイーサンキュー』と言ったのにはビックリ。母親に聞いたら保育園の帰りに、最後のお別れ挨拶になってるとか。時代は変わったと、つくづく思いました。
目に入れても痛くない、きっと可愛いくて、可愛くてどうしようもないのでしょうね。
35年前の1976年、昭和51年はどんな年だったのでしょうか。
昭和天皇が即位されてから50年
スポーツ:オリンピックが冬季(インスブルック大会)と 夏季(モントリオール大会)が開催された。
音楽: 北の宿から(都はるみ), 横須賀ストーリ(山口百恵)
テレビ:「欽ちゃんのどこまでやるの!?」黒柳徹子の「徹子の部屋」がスタート
事件:田中角栄がロッキード事件で逮捕される。
等など、沢山のことが起こってます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/1976%E5%B9%B4
その当時、私は栄養士として病院に勤務してました。仕事が面白く、楽しい日々でした。まだ結婚など考えてなく、あとでアメリカで暮らすことになるとは露ほども思ってませんでした。
この年に新沼謙治の「嫁に来ないか」が発売になり、同年第27回NHK紅白歌合戦に出場してます。
嫁に来ないか
さくら色した君がほしい
しあわせという奴を探してあげるから
からだひとつで
35年前の私だってさくら色してました。嫁に来ないかに夢見てたのかもしれません。
知人のお二人のなり染めはどんなものだったのでしょか。ご主人は奥様にしあわせを探してあげられたのでしょか。
そして最後に知人は、
「よくぞもったものだ」
と、一言。35年の時の流れを思い浮かべられたのでしょう。実は奥様が去る2月に肺がんの摘出手術を受けられました。幸いに発見が早くて小さい腫瘍で転移もなかったそうです。今は仕事に復帰されてるそうです。
きっとこの35年間、多くの夫婦が体験してるように山あり谷ありの人生だったかもしれません。「よくぞもったものだ」の一言に夫婦の重さを感じました。