【 Photo by Keiko Aoki 】
ボクの神さまは
これという名前がある訳じゃない
有名でもない
もちろん姿も見えない
ボクだけの神さま
My神さまだけど
それでもボクは信じている
たまに
神さまに話しかける
心からの問いかけか
ひとりごとなのか
わからないけれど
まあそれなりの答えを
貰えたりする
ひとりよがりな問答だけど
それでもハッピーになれる
時には
お願いをする
イヤな思いをしませんように
健康診断が悪くありませんように
夕食の味付けがうまくいきますように
でもお願いがかなわくても
自分が成長するためとか
うまい理由を考えて
良い結果と思う癖がついてるから
神さまを嫌いになることはない
神さまの感覚は
何が何かはわからないけど
何かにつつまれるように
やさしい気分にしてくれて
居場所にも逃げ場所にも
なってくれて
そして
ないでいる海にも
嵐の前の空にも
凍てつく山にも
必要なとき
必要なものに
なってくれる
そんな感じだ
夜
空は暗く落ち
遠くのビルの灯がまたたく
きっとこれも
神さまのプレゼント
じっと見ていると
このどこかに
あの子がいる
そう思うと
灯はいっそうきれいに映る
これもプレゼント
きっともうすぐ
生存確認と友からの
電話が鳴るだろう
話が終わったら
友に
神さまに
またたく灯に
「ありがとう」というんだ
ボクはひとりじゃない
友も
あの子も
そして神さまもいる
ありがとう
世界一ステキな言葉が
こだましながら
世界がふくらんでいく
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