side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

with コロナ 吉見友貴 ピアノ リサイタル 2020 @浜離宮朝日ホール

2020年07月25日 | 音楽
2月末以来多くのクラシックコンサートが中止・延期となり、私も3公演ほどキャンセルになってしまいました。
7月23日の吉見さんのリサイタルも急遽中止もあるかも、とずっと気をもんでいました。

コロナ対策として配席の見直しが行われることは事前告知されていました。

会場の浜離宮朝日ホールに着くと、チケットの裏面に名前と連絡先を記載するように案内がありました。
HPには事前に記入をお願いする文章がありました。
連絡先情報はコロナ対策のみの使用で3週間保管後破棄すると明記されています。
公演前後・合間に歓談するホワイエのテーブルに鉛筆が用意され、使用後は鉛筆は別に集められ、同じ鉛筆を使わない配慮がされています。

チケットもぎも、スタッフにチケットを見せて、自分で半券をちぎり箱に入れます。
スタッフによる他の公演チラシの配布はなく、プログラムと座席表もテーブルから自分で取る形でした。

席は左右前後が空席になるよう配席されていました。
私は兄貴と連番のチケットでしたが、前後の配席になりました。

こんなwith コロナ仕様の公演でしたが、吉見さんの力強い演奏は聴きごたえのある充実した約2時間でした。

ベートーヴェン: アンダンテ ファヴォリ WoO.57 ヘ長調
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第21番ワルトシュタイン Op.53ハ長調
(休憩15分)
ラフマニノフ: 前奏曲集 第6番 Op.23-6 変ホ長調
スクリャービン: ワルツ Op.38 変イ長調
スクリャービン: 8つのエチュード 第5番 Op.42-5 嬰ハ短調
ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ 第2番 Op.36 変ロ短調
(アンコール)
シベリウス: もみの木
アムラン: ティコティコのフバ

実は久しぶりの生コンサートで聞く方も興奮気味でした
20歳の吉見さんの若さ・瑞々しさ・力強さが音ひとつひとつを飾っているようで、前半部分だけですっかり満足
私たちの席は吉見さんの背面から手の動きも見える位置で、そちらも最高

この時期なのでカフェテリアは閉まっていて、休憩中も皆さん人との間隔をとっている感じでした。

私は前半のワルトシュタインですっかり満足したと思っていましたが、後半は更に充実して吉見さんの力強い演奏に押されて、会場全体が駆け抜けるような時間でした。
吉見さんの力強くかつ精緻な演奏が好きなのですが、更に包容力を感じさせる演奏になってきているような気がします。

リサイタル前に吉見さんのインタビューがSpiceで公開されました。
本当なら全国リサイタルツアーだった本企画も東京公演に絞っての演奏になったこと。
プログラム構成の拘り
今秋から留学予定のボストンのニューイングランド音楽院には1年から入り直すことや好奇心旺盛な吉見さんがアメリカで多くを吸収してきたいとの意気込みまで触れられています。 

アンコールのもみの木が終わったところで、挨拶
前日夜 小池東京知事が4連休の外出自粛を呼びかけたこともあり、集客をかなり心配していたとのこと。
公演後に挨拶もできないので、スマホの写真(動画不可)をどうぞ、と急遽撮影タイムに

急なことで皆さん、大慌て
ピースサインのサービスもありましたが、大きく手振れをしてしまうという失態!

本公演は7月30日ライブ配信される予定です。
手ごろな価格設定のチケットはリンク先で発売中



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