side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

MUZAジルべスターコンサート2022

2023年01月02日 | 音楽
2022年は大晦日のミューザ川崎で開催された MUZAジルベスターコンサート2022で心満たされて終わることができた。

指揮 秋山和慶さん、オケ 東京交響楽団がソリスト4人を迎えて、協奏曲3曲を演奏する充実したプログラムだった

モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K. 299
フルート 瀧本実里 ハープ 後藤里緒
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op. 35
ヴァイオリン 荒井里桜
(休憩)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 op. 30 フルート
ピアノ 黒木雪音

私達は荒井里桜さんの演奏を楽しみにチケットを取ったのだけど、1曲目に登場した ハープ奏者の後藤里緒さんには心底驚いた

後藤さんはパンフレットによると2012年生まれなので、10歳!
8歳で日本ハープコンクールのジュニア部門を史上最年少で優勝を始め、多くの受賞歴を持つ。
舞台では当然ながらひときわ小さいのですが、演奏が始まると感情豊かに10歳を感じさせない堂々たる演奏
フルートの瀧本さんも素晴らしい演奏を披露していたのですが、どうにも目が後藤さんに向かってしまう。
天才っているんだなぁ、と兄貴とふたり感心して聞き入ってしまいました。

続いて登場した荒井里桜さん
一瞬にして、後藤さんのインパクトを上書きするオーラある演奏で会場を惹きこんでしまった
チャイコフスキーの協奏曲は荒井さんの演奏を以前も聞いたことがあったが、全くの別物と言っていいほど、演奏に深み・厚み・凄みが加わり、全神経を集中して聞き入ってしまった。
これは、しっかりと追っかけないといけないぞ、、、と決意した次第

休憩後はピアノ協奏曲 ラフマニノフ 第3番
大好きなピアコンなのですが、正直第一楽章は休憩前の2曲のインパクトが強すぎて、なんだかフワフワした気持ちが残ってしまった。
しかし、黒木雪音さんのある種の迫力ある演奏に徐々に惹きこまれて、この日のトリを飾るにふさわしい怒涛ともいえるフィナーレだった

今回のソリストはライジングスターと期待される人達で来年以降の活躍も多いに楽しみ

今回の席は1階中央
ソリストの演奏を目でも十分堪能したし、音の届きも素晴らしかった。

久しぶりのミューザ川崎はクロークも再開されていました。
ドリンクバーや水飲み場は以前と閉鎖されたまま
客層もとても良く、熱のある演奏に皆聞き惚れ、多いに拍手を送ったコンサートで1年を締めくくれて幸せでした
(アンコールはなし)


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。