side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

影の斜塔 & 愚者の檻 麻見和史

2020年06月02日 | 書籍・雑誌



*****ご注意 一部ネタバレを含む可能性があります *****


テレビドラマ化された 文字フェチ鳴海理沙を主人公とした、文書捜査官シリーズ
影の斜塔 平成31(2019)年4月25日初版発行
愚者の檻 令和元(2019)年11月25日初版発行

鳴海がリーダーを務める文書解読班
文書解読班を解体させたいと思っている岩下管理官が登場し、鳴海に無理難題を突き付けてくる。

影の斜塔では事件要旨を伝えることなく、ほとんど黒塗りのメモから人物を特定するように岩下管理官から指示される。
徐々に事件とともにその背後に警察内の権力争いが浮かび上がってくる

愚者の檻でも 岩下管理官が登場して鳴海班の捜査に難癖をつけてくる
印刷工場関係のため金属活字が登場し、昨年の活版印刷の歴史講座を思い出しました

事件解決の鍵に文字が関わっているのだが、岩下管理官が登場して話がややこしくなり、文字にまつわる謎解きの面白さに集中できない。
事件の捻りもやや捻り過ぎの感じがして、物証のうち文字にかかわることだけを扱う文書解読班の難しさを感じる





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