side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

夜がどれほど暗くても 中山七里

2020年04月28日 | 書籍・雑誌
長い今年のStay Home週間(GW)の4日目
東京の新規感染者数2日続けて大幅減少(103→72→39)、自粛の効果が出てきたと願いたい

シャープのマスク販売のサイトが繋がらない
今回は諦めました

海外のニュースを見ていると、外出(自粛)規制解除のほうが一段と難しいと感じる
ほとんどの国が段階的解除を目指しているが、どこも手探り状態
東京の新たな感染者数はピークアウトしつつあるが、全国的にみるとまだまだ予断を許さないように感じる。
経済が壊滅的なダメージを受ける前に少しづつ再開できれば、、、と思う

↓ ↓ ↓ ↓ 今日の記事はここから ↓ ↓ ↓ ↓


*****ご注意 一部ネタバレを含む可能性があります *****


作家 中山七里さんはデビュー10周年を記念して1月から12か月連続刊行企画を実施中
その第3弾の作品
2018年11月~19年6月まで月刊ランティエに掲載された作品

スキャンダルも追う大手出版会社の雑誌副編集長 志賀が主人公
充実した日々を送っていると思っていたある日、息子が殺人を犯した上で自殺したという疑いがかかる。
取材する側から取材される側に一転
その肩書がさらに世間からの風当たりを強くし、職は失わないものの左遷され、息子の事件の被害者家族を取材することになる

いつからか人は他人の不幸に興味を持つだけでなく、正義感を振りかざすようになったのか。
その先鋒となるマスコミの執拗に取材をする場面は読んでいても気分が良くない
ちょっと事件が大袈裟な感じがして、フィクションらしくて、逆に安心する

現在 月刊ランティエのサイトで今月の特集として中山七里先生の本作に関連したインタビューを掲載中
このインタビューがなかなか興味深い
「ほっこりしたものを書いてほしい」との注文に応じて書いた作品だそう。
中山作品としては確かに異色かもしれないが、「ほっこり」はどうだろう。

私は最後のシーンに恐怖を感じたのですが。


ソフトカバー
装画 立原圭子 装幀 五十嵐徹(芦澤泰偉)









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