農ある暮らし☆美味しさサプライズ

昭和初期、青森県南は米のとれない厳しい土地だった。私達、三本木農業高校は当時の食材を栽培し、伝統料理の再現に挑戦した!

年取りの膳

2005年12月31日 | 食の知恵
漬けあがったニシン漬でごはんを食べました。
美味しさサプライズ!最高の味です!
これだけで何杯もおかわりができました!

<材料>18リットル(1斗)樽用
・干大根(1週間程干したもの)  5kg
・身欠きにしん         1kg
・キャベツ           5kg
・ニンジン           1kg
・生しょうが        100g
・とうがらし          2本
・焼酎(35度)        2カップ
・塩         材料重量の3%
・麹(入れる場合)       3カップ
早ければ3~4日で食べられます。ぜひ挑戦してください!

今日は年取り
「一日は太陽が沈むまで」と考えていた先人は(諸説あり)
今晩の夕食が農に関連した神様をお迎えする最初の食事と考えていました。
ですからたくさんのご馳走を作って食べるのは今晩なのです。
正月はお餅こそ食べますが、料理は年取りの膳の残りでした。
私たちの郷土には、農が暮らしの中心にあった頃の風習がまだ残っています。
今晩の食事が楽しみです。
それではみなさん、良いお年を







浸透圧

2005年12月30日 | 食の知恵
塩を十分に吸い込んだ野菜から
浸透圧の関係でたっぷりの水が出てきました。
逆に野菜はしんなりして量が減っています!
これで漬けてから約2週間、今が一番美味しい時です。
年越しと正月の膳にのせる漬物の完成です。
次回はレシピをまとめて紹介します

除雪車はトラクタ

2005年12月30日 | 農ある暮らし
十和田市の降雪はそれほど多くありません。
そのため学校には除雪専用の車両もありません。
しかし広大な校内の安全を確保するには除雪が必要です。
そこは三本木農業高校。トラクタが除雪車になります。
一汗流した頃には、青空に変わっていました




果樹園までトレッキング

2005年12月29日 | 農ある暮らし
ニシン漬ができる間、学校の農場をトレッキングしました。
32ha(分かりやすく表せば100m×3200m)という広大な農場も雪の中。
雪をかきわけて歩くのでまるでトレッキングです!
果樹園(オーチャード)に到着。
左側の棚仕立ての低木はブドウ。
右側の木はリンゴです。
その他にもモモ、キウイ、山ブドウ、梅なんかもありますが
今はみんな静かに眠っています。

氷点下でプレス!

2005年12月28日 | 食の知恵
樽に入れたら漬物石(重し)でプレス!
野菜から水分が出てくるのを待ちます。
もちろん寒いところに置かなければ腐敗するので注意しましょう。
冬の青森は厳しい寒さ。特に今年は毎日が氷点下です。
暖房のないところなら、どこに置いてもOKです。
昔は屋外に置いて、積もった雪やはった氷を割って漬物を取り出しました。
もうしばらくの辛抱です。