農ある暮らし☆美味しさサプライズ

昭和初期、青森県南は米のとれない厳しい土地だった。私達、三本木農業高校は当時の食材を栽培し、伝統料理の再現に挑戦した!

年取りの晩

2007年12月31日 | 農ある暮らし
年を越すに当って、毎年の恒例行事の1つ
「雪つり」が行われました。
雪の重さで枝が折れないように縄でつるもので、
豪雪地方ではかかせないものです。
しかし私たちの地域は雪の少ないところです。
雪つりなんかいらないように思えますが、
太平洋側の雪は湿った重いものです。
ですから雪つりが必要なのです。
でも、たいへん美しいと思いませんか?
無駄を省いた機能美というものでしょう。
今日「年取り」です。大晦日や年越しより身近な表現です。
年取りの夜は神様をお迎えする最初の夜なので、ご馳走がならびます。
年越しそばなんて失礼、尾頭付きの魚です。
いろんなところにお神酒をあげてお祈りします。
でもこの風習も、しだいに薄れ、寂しいものです。
何はともあれ、良いお年を。

ライフスタイルと獣魂祭

2007年12月30日 | 農ある暮らし
三農の農業関係の職員が集まっています。
何をしているのでしょう?
実はこの一年、実習のために失った
家畜の魂に感謝する獣魂祭をしているのです。
この他にも今年、事故なく農作物に恵まれたことを
感謝する奉納も行われました。
三農生は11月に収穫感謝祭をして全校で奉納しているので今回は職員だけです。
どの地方も同じだと思いますが、先人は
農業・自然と神々に対して強い関係を感じ、
年始めや年取りにこのような祭事を行いました。
この地域ではかつて年間100件近い祭事があったといいます。
約3日に1回も行事があった先人は、忙しかったのではないでしょうか?
でも子供たちは、その度に美味しい豆しとぎなどが
食べられるので、楽しみだったそうです。
自給自足的な生活をしていた時代から大きくライフスタイルが変わり
農業は農家にまかせている時代になりました。
したがって、一般家庭ではこのような祭事はなくなってしまいました。
悲しいかな、当然、行事食であった伝統料理も消えていきました。
この獣魂祭も農業を扱う三農だからこそ続けている祭事なんですね。

氷は張っていますが暖かな冬です!

2007年12月29日 | 農ある暮らし
三農には未舗装の道路がたくさんあります。
したがって道路にでこぼこがあり、
このような水溜りに氷が張っているところがたくさんあります。
わざと踏んで壊すのが好きな人もたくさんいるはずです。
しかし昨日は5℃以上の高い気温となり、
融けてしまいました。
今日は雪ではなく雨、
やはり暖冬なのでしょうか?
おかげで?過ごしやすい冬の三農です。

三本木農業高校、積雪なし!

2007年12月28日 | 農ある暮らし
気温は氷点下ですが、天気は晴れです
今年は11月に大雪が降って
いったいどうなるかと思いましたが、
結局雪も消えてしまいました。
津軽地方も積雪がないに等しく
記録的に残る12月だということです。
このようにグランドにも雪がなく
ラグビー部も屋外で練習しています。
しかし天気予報では年末年始には雪が降るとのこと、
油断はできません!

春よこい、バラの変化は来春!

2007年12月27日 | 植物科学科
ここは三農の順化温室。写真は理化学研究所で
突然変異を誘導したバラの挿し穂です。
でも数本ですが、枯れてきています。
バラの変化は早く、来春にはもう見ることができるかもしれません。
変異の確率は約10%とかなり期待できます。
期待しているのは花の色や形ですが、
別のところが変化する可能性もあります。
実験しているのは生物工学研究室の2年生。
来年はバラ色の年になるよう祈っています