私たちはしがない猫ボランティア、、、。
保護猫たちが幸せをつかんで、喜びもつかのま
またお外の猫に目が向いてしまいます。
保護して幸せになった猫をみると
幸せにしてやれなかった猫のことを思うのです。
同じ猫なのにと、、、
ほんとうに悲しい性です。
去年の５月にライフくんがいつもいた定位置も
こんなにごみと枯れ葉が山積みに、、、
ごみはどんどん増えるばかり、どうにかならないものなのでしょうか。
捨て猫同様、不法投棄も犯罪ですよね。
見つからなければ何してもいいのでしょうか。
ここは私有地の空き地になり、看板はありますが、効果はないようです。
不法投棄の問題も猫の問題も環境問題、どこか似てますね。
でもゴミは捨てればいいけど、猫は生きてます。
この子たちに生きていく道を作っていかなくてはと
TNR管理、できる範囲での保護など地道な活動を続けています。
お外の猫もお家の猫同様、みんないい子なんです！
じぶんの置かれた厳しい環境の下、毎日を懸命に生きています。
家では１５年生きる猫も、外では３年、長くて５年の平均寿命です。
でっぷり、プリンちゃん、むちむちです。
小川エリアもみんな寒空の中、早くからごはんを待ってます。
もう姿を見ると、素通りできません、、、
なんと！
私たちにとって念願のパリスの保護ができることになりました。
パリスは、ここに３〜４年はいるそうです。
去年４月TNRをしました。
産後だったようで、私たちの前に５匹の子猫を連れてきました。
パリスはこんな劣悪な環境の中、必死に子育てをした愛情深い母猫でした。
子猫は保護していただき、最後2匹の子猫が年末に里子にでました。
はじめて見た時の美しいパリス
パリスは長毛、皮膚トラブルが起こりやすい
最近、外にこういった長毛種が増えています、、、。
ところが産後の体力消耗で、夏は皮膚が真っ赤になって
鼻は真っ黒、毛が抜けてぼろぼろ、、、
美しいパリスが、哀れな姿になりました。
その頃うちに野獣のようなリブとライフがいて、手がかかり
パリスまで保護する勇気、覚悟が持てませんでした。
できる事は外での治療、、、真菌のお薬をごはんにまぜて
難をのがれたのですが、また夏には同じ事が危惧されます。
お正月にみたパリスがこんな長毛だとは露知らず
夏のパリスが異常なんだと改めて気付かされました。
子猫も引っ付き虫がついて真菌、しらみにやられていました。
きれいにするのにどれだけ手間ひまをかけてもらったことか、、、
いつもパリスを保護してやれない力不足をごまかしてきました。
保護するには優先順位を考え、できる範囲で保護しては
里子に出すの繰り返しです。
うちはもう猫を増やせないので、里子にでるであろう猫を
保護する活動になってしまいます。
自力で生きていけない子猫、なつこい捨て猫が優先されます。
人馴れしていない成猫を保護する余裕はまったくありません。
長い野良生活をしていた成猫を家にいれるのは
とても勇気がいる事です。
人馴れしないかもしれない、どんな病気があるかもしれない
長期保護が予測され、里子にでるのは難しいかもしれません。
それが家に来ませんかと申し出てくださる方があらわれたのです。
ありがたいお申し出ですが、誰にでもできる簡単な事ではありません。
野良の猫をならすには、ある程度の経験値が必要です。
ですが、その方は、猫経験、知識もある頼もしい方でした。
そして背中を押してもらえたような気がしました。
現場のみんなにも相談すると、たとえ家庭野良になったとしても
家の中は安全だと、みんな家にいれてやりたい意見で一致しました。
それでもパリスは一度は子育て中でしたので、TNRしています。
ここの現場の猫は、みんな餌の時間になるとでてきますが
パリスは孤高の猫、群れて食べたくないようで
ひとりで食べます。
餌付けをしなおさないといけません
3日ほど通い、うちの猫とり名人が行動パターンを読み
パリス仕様の仕掛けを作り、無事に再捕獲しました。
病院へ初期医療処置にいきます。
思ったより、大人しいです。
こんな雪の舞う冬空に３時間も外で猫の再捕獲にいくなんて
かなりの変わり者だと自分たちでも思いました。
通りがかりの人にもあきれられました〜
考えられないんでしょうね（笑）。
でも、また1匹の猫を救える事、とても幸せに思います。
保護すると申し出てくださったこと、深く感謝しています。
保護猫たちは、みんなそれぞれにストーリーを持っています。
また新たなパリスのストーリーがはじまりました。
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パリスのシンデレラストーリー〜
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