★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

冬のソナエ

2013-07-28 23:35:03 | 思想
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%82%E6%B4%BB%E8%AA%AD%E6%9C%AC-%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%A8-vol-1-NIKKO-MOOK/dp/4819150596


今日、新聞を読んでいたら、「就活読本 ソナタ」とかいうのが広告に出ていたので、日本人は発狂のあまり就職難をソナタ形式で楽しもうという境地まで達したのかと感心していたら、よく見たら、「終活読本 ソナエ」だった……

巻頭インタビューは、壇蜜さん(←「瘋癲老人日記」に似合う)で、「遺影を用意しています。私が葬祭学校に通った理由-」(し、就活ではなくて……?)、「チャート式、3分で分かる「あなたの終活必要度チェック」」(←なるほどウルトラマンは地球上では3分しか……)、弘兼憲史の「「社葬 島耕作」ですか!?」(←そろそろそれでもかまわんよ)、特集として【供養】お墓多様化時代の葬り方、葬られ方(←「葬られ方」ってなんか怖いわ)、「墓トモバスツアー同乗記」、「初心者の墓選びQ&A」、「知って得する墓用語「墓辞苑」」……「ぽっくり寺 めぐって健康アップ」(←ぽっくり逝きたいのか、健康になりたいのか、どっちですか)、「お盆の話題 ご先祖も喜ぶ便利グッズ」(←ご先祖様は、普通のお供えで我慢しなさい)

……という具合で、非常に楽しそうである。

考えてみりゃ、就活にしろ、婚活にしろ、終活にしろ、その先には地獄が待っているわけで、活動中になるべく楽しもうというわけであろう……