黒糖焼酎 えらぶ 30度/1800ml 沖永良部酒造

　黒糖焼酎をご存知ですか？
黒糖焼酎は、酒税法で、黒糖を原料にして、奄美群島と呼ばれる全５島（奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島）にだけ製造が認可されている奄美群島専売焼酎です。
言わば、国が保護しようとするオリジナリティ溢れる酒類なのです。
　もう少し突っ込んで言えば、通常の酒税法ではスピリッツ扱いとなり、アルコール度数３７度未満のそれは、高い酒税を納めなければならないところを、特例として、焼酎として認められた、特別な焼酎なのです。

　私は３０年余り前から、その原酒を湯割りにして愉しんできました。
ただ、それは高価なものでした。
　それが当時、義父が呉れたものを飲んでみて、頭に電球が灯ったのです。
というのは、義父母が仲人をした、ご近所の知人の娘さんの嫁ぎ先が沖永良部島ということで、そこに出向いて媒酌の労をとった際に、飲んだのが、この「えらぶ」だったとのこと。
　そして、後日現地からケースで送られてきた内の１本をご相伴に預かった訳です。

　レッテルは、お世辞にも洗練されたものではなく、チープな感じすらするのですが、それが逆に沖永良部島という辺境の地のイメージを滲み出させています。
口に含んでみて吃驚。
なんと、上品な含み香、滑らかなのど越し、爽やかな甘味、すーっと切れる余韻。
それは、私的にはロックで一番その良さが出るように思いますが、勿論、湯割りもホッコリですし、今やソーダで割るのも受けているようです。
　特にアーバンな女性達の間では「コクトー」は、オーディナリーだそうですが、当地ではまだまだな感じは否めませんね。

　早速、お蔵元に直接掛け合って、今でも定期的に直送してもらっています。






　それが過日、私の第二の仕事場「WoodyBarチュー太郎」でのこと。
金曜日の男曰く「最近黒糖焼酎にハマっとんですけど、安いのもありますよね、〇✖のナポレオンとか、あんなんどうなんでしょう？」と。
「それ、うちでも扱いよったわ、まあ、大体は値段なりよ、で、今は何呑みよん？」
「里の〇✖です」
「ああ、有名銘柄やな、しかし、オレが美味いと思うんは、えらぶやな」
「それは見たことないわ」
「ほうだろ、あんまり知られてないけど、オレは好きなんや」
「ほれ、どこに行ったら買えるんでしょ」
「なんいよん、宝島にありまんがな」
「あ～～～そうか」

　こんな感じで「えらぶ」を飲み始めた金曜日の男。
「マスター、あれめっちゃ美味いです」
「ほうやろ、違うやろ」
「ハイ、ずっと買うけん、切らさんといてください」
「任せなさい」

という訳で、金曜日の男は、以来、週一升のペースで求めに来てくれます。



　さて、では、能書きを少々。

黒糖焼酎　えらぶ　30度/1800ml　沖永良部　　税別　２３３４円

　鹿児島市より南南西５００キロに浮かぷ島々、大島郡（奄美群島）。
その奄美群島のひとつ、沖永良部島で造られている焼酎が「えらぶ」「稲の露」「白ゆり」でおなじみの沖永良部酒造。
　創業は昭和五年、小さな蔵ですが造りには一切の妥協を許さず、主原料（黒糖）には特に気を使い国内産黒糖を米の二倍の量（通常は同量）使用、又、一年間寝かせているため、穀物類焼酎独特のくさみはなく、香りも大変良く、口当たりもまろやかな焼酎に仕上がってます。

　中でも、この「えらぶ」は、原酒を巧みにブレンドさせた奄美黒糖焼酎で、ふくよかな香り立ちに熟成によるまろやかさ、のびのある香味で水割りでも崩れず飲めます。

さとうきびから作る黒糖焼酎は、米麹と黒糖の結びつきから生まれた焼酎です。
豊かな香りと飲みやすい旨さはラム酒にも似た味わいを感じさせます。

メーカー ： 沖永良部酒造（株）
麹 ： 白麹
蒸留 ： 常圧
容量：1800ml
度数：30度

＊黒糖というイメージから、カロリーを気にする方がおられますが、黒糖焼酎は蒸留酒ですので、糖分は残っておりません。
味わいは甘味を特長としますが、身体に優しい焼酎です。

＊近年、それに含まれる成分が長寿の因子？という研究もあります。



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黒糖焼酎　えらぶ　30度/1800ml　沖永良部　　税別　２３３４円


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（税別5000円以上は無料、未満は税別500円の配達料が必要です）
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