宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

わらしべ長者?

2010-05-08 12:28:56 | 妄想
いや、芋蔓式と表現する方が妥当か。

事の発端は図書館で見つけたこれ。

鬼平犯科帳(朗読:古今亭志ん朝)

日本音声保存

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元々朗読CDが好きな私は、これまでも様々な役者のそれを聴いてきた。
出来のいいそれは、下手な映画を観るよりはるかに想像力を掻き立て、実に楽しい。

それに、うまい役者の朗読は心地よい音楽の様でもある。
その音色や抑揚に独特の味があるのである。

因みに、私が殊に好きなのが、橋爪功のそれ。
あの声色(こわいろ)といい、洗練されたアクセントといい、実にいい。


そんな訳だから、これを見つけたときには思わず心の中で「おっ」と快哉したものだ。


その夜早速聴いてみた。

まず、池波正太郎の文章がいい。
特筆すべきは二点。

まずは、女性(にょしょう)の描き方がさらっと奥深い。
その奥にある人間の性欲、肉欲を短い言葉で表現していて、如何にも大人の読み物だという感じがする。

次は格闘のシーン。
平蔵の愛刀も絡めつつ活写されており、アドレナリンが沸き立つ感じがするのである。



そして、それを朗読する古今亭志ん朝がハマリ役なのである。
あの江戸っ子弁バリバリの言い回しが、この小説の醍醐味を十二分に引き出していて、実に小気味良い。


で、勢い余って、その本業たる落語を久しぶりに聴いてみたくなった。
すると、あるある。
やっぱりいいねえ。


古今亭志ん朝 - 元犬 1/2




色々眺めていたらこんなのに行き当たった。

大晦日はこの落語を聞きましょう 芝浜 1of6


「芝浜」といやあ、ぐうたら亭主が改心して迎える大晦日を描いた人情ものの代表的な話だ。

その大晦日繋がりでこんなのが出てきた。

『言いたい放だい2008大晦日スペシャル』2008年12月31日放送





でまたその繋がりで出てきたのがこれ。

西部邁ゼミナール 2010年3月20日放送




西部邁といえば、20年ほど前に「朝まで生テレビ」で突然現れた論客、という印象が私の中にはある。

おまけにこの番組の放送局であるTOKYO MXなるものの存在をここで初めて知ることになる。


紐解いてみれば、

"デジタル9ch"の(地上波)東京エリア局TOKYO MXは、『放送とインターネットの連携』の先駆けとして、2007年から自社制作番組をYouTubeに提供しています。
東京エリアにお住まいの方も、そうでない方も、ユニークな『MXワールド』へようこそ!


ということらしい。



なるほどねえ、TVとインターネットの融合、もとい連携か。

ハテ?融合と連携の違いはなんだ?

ゆう‐ごう【融合】
[名](スル)とけあうこと。とけあって一つのものになること。「物質どうしを―させる」「東西文化の―」


れん‐けい【連携】
[名](スル)互いに連絡をとり協力して物事を行うこと。「他団体と―して運動を進める」[類語] 共同


ウン、一つにはならずに協力しあうこと、即ち、別個の存在だと認めてる訳やね。

して、わざわざそうする意義は?その収入源は?


こんな具合で、次々と湧いてくる興味から色々と覗いてみる。




要するに、興味が引き寄せる現象は連鎖反応を起こし、どんどんと新たな情報が入ってくるということを、けふは書いてみたくなったのである・・・







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祭りの朝に

2009-10-05 11:55:46 | 妄想




宝島でいつもの店番をしていた午前10:33。

いつも店内で流しているFM放送でこの曲が聞こえてきた。

最初は、日々のルーティンワークをこなしている最中に流れるただのBGMにしか
過ぎなかった。

それが、曲の進行と共にグンと心に迫ってきた。

いわゆる琴線に触れるという奴である。


30年くらい前の昔懐かしい旋律、けだるいフルートのドライブ感に絡まるように
響く風鈴の音色。

日本人好みにフィーチャーされたボサノバか。

この声に聞き覚えがある。

誰だっけ?

声質は「青葉城恋歌」の「さとうむねゆき」に似てるけど・・・
間違ってもこの手の歌は歌わないよなあ。


「あ、おおつかはくどう?」


ネットで当該FM局のホームページにアクセスするも、曲名は不明。

そこで、スピーカーのすぐそばまで行ってCM明けのアナウンスを聞く。


果たしてそれは、大塚博堂の「まつりの・・・」ということまでが辛うじて聞き取
れた。

すぐにググってみた。

すると、正しくは「祭りの朝に」ということが判明。




大塚博堂といえば、「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」。

確か私が大学1年から2年に上がる春休みに初めて聞いた記憶がある。

当時はもう一曲、みなみらんぼうの「ウイスキーの小瓶」もよく聴いた。


まあ、それはいいとして、この曲をipodに格納したいという衝動が起こった。


そして、生まれて初めてネットから1曲200円でダウンロードしてみた。

自分は、およそそういう行動からは縁遠い存在だと思ってきたが、こういうこともあるから面白い。


ただ、客観的に自己分析してみると、こうした刹那的な行動は私の性癖なのかも知れない。


で、折角なのでyou tubeにアップしてみた。



祭りの朝に




アップしてみて初めて気づいたのだが、過去には弘田三枝子もカバーしているし、作曲はナベサダのようだ。


弘田三枝子 未発表音源 祭りの朝に 渡辺貞夫作曲





次はナベサダの原曲を探してみようか・・・




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天才?

2009-09-06 09:59:25 | 妄想




普通、そんなことはあり得ないと思っていたが、

口に含んだ水をホントに吐き出しそうになった。

必死でこらえて、せいぜい鼻の奥に入り込む程度にとどめることは出来たが・・・



恐るべしジミー大西。

「足踏んだら」

たったこれだけの言い間違いで何故私をここまで愉しい気分にさせてくれるのか。




こういうのを天才と呼ぶのではないか・・・





ダウンタウンDX ジミー大西 2 引退を語る





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姿勢を正す

2009-09-05 11:41:27 | 妄想


去る8月26日付けの読売新聞の記事の中にこんなのがあった。


内容を抜粋すると・・・


ぽっこりおなかをへこますには、内臓の入った腹腔(ふくくう)を脇からコルセットのように引き締める「腹横筋」の強化が効果的。その方法として、東大教授、石井直方さん(身体運動科学)が勧めるのが「ドローイン(Draw‐in)」という動作だ。

 英語で「内側へ引く」という意味。きついズボンをはこうとして、腹をへこます動きと同じだ。呼吸は止めない。「簡単な動きだが、これで『腹横筋』が緊張し、強化される」と石井さん。

 最初は1回に30秒間ぐらいを目安に、腹をへこました状態を保つ。慣れたら、時間を延ばしたり、回数を増やしたりして、より強化を図る。

 上体起こしよりも手軽で、場所も選ばないのが利点。変化が自覚できるよう、毎日、腹囲を記録した方がよい。

 横浜の健康運動指導士、植森美緒さんらが今年、20~40歳代の男性12人を対象に行った実験では、1か月間、ドローインを取り入れて生活すると、腹囲が平均4・3センチ減少(最大11・3センチ、最小0・3センチ)したという。「少人数なので平均的な効果の検証とは言えないが、多くの人で腹囲減少につながることは間違いない」と石井さんも話す。


ということらしい。

ホントにこれなら手軽だ。

私は携帯電話のキッチンタイマー機能を活用して、取り敢えずは30秒を最低でも日に一回は実践しようと決めた。




そんなことを考えていた矢先、「酒の宝島」の店にある椅子の背もたれが壊れた。

座面の裏でそれを固定するねじ込み部分がバカになって、グラグラし始めたのである。


店番の間、事務仕事をする際はずっとそれに座っているので、流石に背もたれが無いと不便。


そこで、新調するにはしたのだが、「ハテ、背もたれに頼らないで座ってみたらどうだろう?」と思い、実践してみると、これがなかなか大変。


しかし、明らかに姿勢は良い。

腰から背中に掛けての筋肉で姿勢を維持しなければならないので、先の「腹をへこます」効果と似たようなものがあるのではないか?



それが証拠に、たまに疲れて背もたれにもたれてしまうと、一気に筋肉が弛緩するのが判る。



暫く続けてみよう。


習慣づけることが出来れば、姿勢が良くなって、腹周りもスッキリする・・・

かも知れない。






しかし、いつまで続くやら・・・





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自転車屋にて

2009-08-23 10:52:32 | 妄想




パンクの修理程度なら自分で出来ても、チューブの交換は面倒だということで、いつもの自転車屋へ出掛けた。

実は、自転車の後輪が少しずつ空気が抜けるので、虫かも?と思い二度交換するも改善されず、ならばパンクか?とチューブを調べてみると、果たしてそれは、バルブ周りのひび割れが原因であることが判明、
これはチューブを交換する他に手はない、ということになったからである。



いつもなら自転車を預けて、業務に戻るのだが、この日は「チューブの交換の仕方」をこの目で見ておきたかったから、そのまま待機した。



そこの店主は、私より4~5歳年長で、いわば昔馴染み。

話好きなので、修理をしながら色々話しかけてくる。


今や自転車はホームセンターや大きなスーパーで安く売るので大変。

実は、私が持ち込んだ自転車も御多分に漏れず余所で買ったものなので恐縮していると、

「そんなん言うとったら商売にならんけんかまへん」とのこと。

確かに・・・



今はどっこも大変。

安売り合戦の果てに、最初は中途半端に大きな店、やがて小さな店から順に廃業していく。



「結局、最終的に困るんはお客さんじゃけん」

「近くの自転車屋がのうなったら修理に不便やろう」

とその店主。



「ここは修理という稼ぎ方があるけんええわいねえ」と私。



「ほうよ、同じことをあんたのオヤジさんもいよったよ」

「おたくも大変やろうと思うよ、ようやっとるわ」と店主。






そこから亡父の思い出話に転じる。


パチンコが好きだったこと、話が面白かったこと等々・・・


そして、

「我々の時代は良かったけんど、息子の時代は大変やろうと思う」

「継がせるような商売かどうか迷うのう」

というようなことを言っていたらしいのである。



思えば私が大学4年だったか、父から突然電話が掛かって、「市役所の採用試験を受けてみんか」と言われたことがある。

あまり大っぴらに出来る話ではないが、強力なコネを持っている人と父が懇意で、その人が太鼓判を押してくれたというのである。

なので、急遽帰省をして試験を受けろというのである。


それを私はにべもなく断った。

自分の性格は自分が一番よく知っている。
私が役所勤めで活き活き出来る筈がない。


どうせやるなら、自分の出来不出来が数字で如実に顕れる商売の方が遣り甲斐があると、正直思ったのである。



父が生前元気で、お互いの機嫌がいいとき、すなわち酒を酌み交わすときにその話になると、「変わった奴や」と言いながらどこか嬉しそうだったのは、やはり商売を継いでもらいたかったからなのか。


総領に家督を継がせたい。

しかし、家業の将来性には疑問がある。

ならば固い職業に就かせて、家業は自分の代で終わってもいいから、安定した生活をさせてやりたい。



父は往事、こんなことを考えていたのかも知れない。



それが、家業を継ぐと言う。

多分嬉しかったのだろう。


しかし、いざ一緒にやってみると、これがなかなか難しい。



貧農から叩き上げでやってきた父から見れば私は、生意気で贅沢な道楽息子に見えたのだろう。

私達はことあるごとにぶつかった。


喧嘩をしない日の方が少なかったに違いない。






今思えば、「その通りやな」という指摘も多々あった。

それを当時の私は理屈ではねつけた。

ディベートでは私の方が何枚も上手だったのである。




そして現在、その「息子の代では厳しい」状態を噛みしめている。





自転車屋を出たその足で、適当なエリアまで出向きチラシ配りを始める。


チラシを配りながら往事のあれやこれやを思い出し、郷愁と悔恨と感謝のない交ぜになった感情の塊が、喉の奥から鼻に突き抜けてくる。






それはやがて新たなる決意と覚悟へと昇華してゆく。


お父ちゃん、俺、どなんしても頑張るけん!・・・







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田舎の自然

2007-08-11 11:47:22 | 妄想
チラシ配りで見掛けた風景。
以前は汚いどぶ川でしかなかったこの川はここ10年ほどで再生している。



聞くところによると、下水道が完備されて、生活用水が流れ込まなくなったからとか。
鴨が10羽近く住み着いている。
私がカメラを構えた瞬間に3羽が一緒に、すぐ後を追って1羽が飛び立った。
それらは低く水面を撫でるように滑空して、一気に高度を上げると同時に海の方向に消えていった。

残った鴨は水遊びをし、水中をよく見ると、でっかい鮒が群れを成して泳いでいる。
こんな風景がすぐ近くで見られるなんて夢のようだ。

ついでに周りが鬱蒼とした森だったりしたらもっといいのに。
綺麗な渓谷と池があればさらにいい。

ここら辺りから私の趣味である「妄想」が始まる。
そんな自然がいっぱいのロケーションに家を建てて住みたい。
多分毎日が癒される時間の連続だろうから、寿命も10年くらい延びるんじゃないか。

しかし、「毎日の糧」はどうして得よう。
例えば私に才能があって、文章やら音楽やら絵画やら、何かを創造することでそれが得られるならすぐに青写真が引けるのだが、残念ながらそれはない(キッパリ)。

じゃあ、何がいい?
農業つったって、素人じゃあなかなか難しいだろう。

あ、燻製ならどうだろう。
ソーセージやハム、川魚を燻製してネットショップで販売する。
配送は車で街にある宅急便の中継所まで自分で行けばいい。

それと、バンガローやロッジを建てて、それを丸ごと一泊いくらという形で貸し出すのも有効かも知れない。
その周辺は自分でコツコツ環境を整えていく。
例えば、無農薬の野菜が成っている畑、バーベキューコンロ、ガーデンライト、渓流釣りが出来るポイントへの専用道、燻製釜、作陶小屋に作陶釜・・・

そこで希望者には、釣り、燻製、作陶、バーベキューなどを楽しんでもらえる。

おっと、露天風呂をはずしてはならない。

あ~楽しいなあ。
そんな生活を目指してバンガロー、もとい、ガンバロー!

ときに、バンガローとロッジの違いが判りますか?
まあ、ちょっとした雑学のために調べてみました。


バンガロー 【bungalow】
1 インドのベンガル地方の民家形式に基づく平家建て住宅。軒が深く、正面にベランダをもつ。
2 キャンプ場などに設ける、木造の簡易な宿泊施設。《季 夏》

ロッジ【lodge】
山小屋。また、山小屋風のホテル・旅館。山荘。ヒュッテ。






私には本当にニンニクが効くんです。
花粉症は下手な薬を服用することなくニンニクを食べることだけで軽減しましたから。
だからニンニクの効用を信じているのです。
ニンニクの効用をを手軽に身体にとりいれるならこの「にんにく玉」。
こんな方はお試しあれ!
■最近、疲れやすい!疲れが取れない!■最近、精力に自身がもてなくなった
■冬は風邪を引きやすく夏はバテぎみ!■血糖値、中性脂肪値が気になる!
■高血圧、低血圧が気になる!    ■血液がドロドロと診断された!
■最近、肝臓が弱まっている!    ■疲れが、肩や目にくる!食欲不振!
■便秘を解消したい!        ■ダイエット後のリバウンドは嫌だ!
■お肌のトラブルに悩まされている! ■お肌のきめと美白がほしい!
■生理痛が重い!          ■冷え性に悩まされている!
■眠りが浅く、寝起きが悪い!    ■ケガをするとよく化膿してしまう!
■更年期のつらさを解消したい!   ■妊娠期、授乳期の栄養補給に!
■イライラしておちつかない!    ■痔に悩まされている!




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目次

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