ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書を観た。
2017年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。
ベトナム戦争を分析・記録したアメリカ国防総省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容を暴露したワシントン・ポストの2人のジャーナリストの実話を映画化した社会派ドラマ。スティーヴン・スピルバーグ監督、メリル・ストリープ、トム・ハンクス出演。
自社の存続か、真実の暴露かの判断に迷う社主と記者たちの葛藤に唸った。
見応え有り、オススメ。
それはそれとして、同時に思ったのが、陰謀論や否やという分水嶺の判断の難しさだ。
40年余り前の事、或る先輩から【ユダヤがわかれば世界がわかる】という本を薦められた。
当時、その意味が分からなかった。
それから20年経って、今度はひょんな事から【ロスチャイルド家の陰謀】めいた本に出合った。
それらについては、個人的にはもう既に陰謀論の域は脱しているやに思うが、さて、世間一般はどうだろう?
私がそうした本に初めに出会ったのは、46年前、大学を卒業した頃に読んだ【2039年の真実】だ。
自分で言うのも何だが、私はどちらかと言うと読書家の部類に入る。
なので、割と早い段階からそうした文献に出会うことが多い。
翻って現代、言わずもがなのネットという産業革命的利器の登場によって、ごく普通の人でも、そうした情報に触れることが容易になった。
言い尽くされたことだが、そこは玉石混交の世界。
なればこそ、私は、情報の咀嚼というものに慎重になっている。
どこまでが真実で、どこからが陰謀論的邪推なのか?
今後益々、その危険性を意識してゆく必要がある。
ただ、これは、とても難しい問題だ。
とどの詰まりは、自己判断に委ねるしかないのだが・・・
キミはどう思う?