自然観察♪BLOG 「 知床ころぽっくる探索記 」

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氷瀑とシカ、知床五湖とフクロウ。

2016-02-12 19:29:39 |  フクロウ・タンチョウ 
今日の午前中はフレペの滝の青い氷瀑まで
のんびりとスノーシューで散策してきました。
温かな陽気の影響か、少し雪原の表面が湿った雪に。
こんな日はスノーシューの爪に雪がついて団子になります。
・・・重たい。ですが、お客様はエゾシカを見つけて嬉しそう。

それに、断崖と氷瀑を背景にしたエゾシカの風景。
これも冬の知床らしい、それを感じる様子に思います。



そして、午後から散策した知床五湖では...
思いがけない野生動物との嬉しい出会いがありました!
森を歩んでいくと、、木々の色と同化しながらも
"もこっ!ふわっ!"っとした塊が枝にあるではないですか!?

なんと、エゾフクロウが遠い目をしながら佇んでいました。

その可愛らしさに僕もお客様も見入っていましたが、
何かを見つけたように森の奥へと飛び去っていきました。

今年はネズミの足跡を雪上に見つけることが少なく、
おそらくネズミの数も例年よりは減っているのでしょうね。
昨年のミズナラのドングリの不作に影響していると思います。
こうした変化は、獲物としているフクロウにも繋がっているのでしょう。

餌によるものなのか、繁殖期の始まりによるものなのか、
今日は珍しく日中の知床五湖付近の森で観察できました。



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守られる守り神

2016-01-15 15:54:51 |  フクロウ・タンチョウ 
森の散策をした帰り道に日中には珍しく
枝にとまって休んでいるシマフクロウがいました。
厳冬の空気の束の間に、きっと日差しが温かいのでしょう。



昨日から今朝にかけて降った雪が、
まだ枝についていますが、その上に冷たがる様子もなく
体長が70cm(翼開長180cm)という大きな野鳥がいました。

かつてはコタンコロカムイ(一般的には村の守り神の意味)
とも呼ばれアイヌの方々が畏敬の念をもって接していた
野生動物の一つですが、その後の生息環境の変化によって
現在は北海道での生息数も140羽といわれています。
ただ、この数も人間による根気強い保護活動の結果に
やや増えてきた近年の数で、これからも続けていく必要があります。

もちろん、それが全てではないですが、
シマフクロウやヒグマといった存在は知床でも
自然の豊かさを象徴し、生態系の複雑さを体現する、
北海道内の各地域の自然度を測る指標かもしれません。


居眠りをしていているシマフクロウ【動画】。

これだって、100年以上前には各地にあったはずの
民話にも伝わっていたような、今は古(いにしえ)の風景。

こうして偶然とはいえ、立ち入ってしまった事も
彼らにとっては悪い影響を及ぼしてしまうかもしれなく、
希少な生物に会いたい!と興味本位で近づくことは論外ですが、
自然保護の為や、環境教育の為の観察といっても、
その方法次第では決して良いとは言えないのかもしれません。

人間と野生動物の距離感とは...難しいですね。
ただ、僕は彼らを大切にしたいと心底思います。

※観察場所については公表いたしません。
フクロウの仲間では世界でも最大クラスの大きさがありますが、
近年の環境の変化により大きく数を減らした野鳥です。
このように見かけることもあるかもしれませんが、
どうか大勢でおしよせたり、近づいたり、騒いだりせず、
遠くから静かに見守って頂けますと幸いです。



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ふと見れば...鶴や白鳥。

2015-10-14 19:25:15 |  フクロウ・タンチョウ 
今日も朝早くから出かける用事があって、、
ウトロから斜里を越えて網走方面へと車で向かっていくと、
朝陽に照らされながら農家さんが作業をしている近くの畑に...大きな鳥。

本当に何気なく、その風景の一部として存在するようなタンチョウの姿です。
近年はこの付近でも子供を連れた親鳥の姿を見かけることがあったので、
その番いなのかもしれませんね。今日は2羽だけで、若鳥はいなかったです。
11月から12月頃、ここに留まることはなく初雪から根雪になる時期には、
この地域を飛びたって...給餌場のある釧路支庁管内に移動していくのでしょう。
その前に、せっせと落穂拾い...といった印象でした。



また、タンチョウを観察してから、すぐ近くの畑には違う大きな野鳥。
こちらは冬鳥として最近になって渡ってきたオオハクチョウたちです。
今日は濤沸湖の方でも数羽は見かけましたが、かえって畑に多かったです。
なんだか伸び伸び、ワイワイ!ガヤガヤ!といった様子で、楽し気です。

こんな大型の野鳥たちを身近に観察することができて、
この地域の魅力や豊かさを改めて認識するばかりです。
意外と僕が普段の散策で歩くような知床の森に中では
彼らを観察することは(ほぼ)ないので、嬉しくもありました。

知床五湖では11月頃にオオハクチョウを稀に見かけますが、
それは渡りの途中になるので、数日間で去ることが多いです。
また、タンチョウは春先に知床五湖や羅臼湖で数年に一度...観察できるかどうか。





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まんまるい目して・・・

2015-07-19 17:56:46 |  フクロウ・タンチョウ 
今日も...すこぶる天気が良くて、
早朝ツアーの準備やら事務仕事をしていた午前4時頃には
雨が降っていたのが...うそのような青空になりました!

散策ルートの茂みが朝の雨で濡れていないかと
レインウェアのズボンをはいていたので、とても暑く感じます。
そうして、時に掻き分けガサガサと散策を続けていくと、
青かったり、少し緑がかったり、海の色が素晴らしい!

断崖と滝に、シーカヤックも絵になる風景ですね。
見ているだけでも涼しくなれます。



そして、何と言っても...本日の貴重な出会いは、
エゾフクロウのファミリーを観察できたことです!
普段は夜行性の為に、こうした日中に見ることは少ないですが、
成鳥である番いと、写真の巣立ち雛と思われる子供までいました。

けっこう上手に飛んでいましたが、親と一緒に飛行訓練でしょうか?
優しく見守っている時に、僕らがいて、ちょっと申し訳なかったです。

少しばかり疲れたか、、枝にとまって、
まん丸の目をして僕らを見つめていました。

可愛いですね(^^) もう邪魔はしないから...どうぞ頑張って!





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舞い飛ぶ彼方

2015-05-23 22:10:00 |  フクロウ・タンチョウ 
今日は知床の自然情報のやや番外編となりますが、
急用ができて北見に行った帰り道、濤沸湖でタンチョウを見ました。

実際には数日前からヘラサギがやって来ているとの情報で、
日本では九州に冬鳥として少数が飛来する野鳥ですが、
道内での観察はごくごく珍しいものになるので、これが観察できたら...と
期待をしていましたが、さすがに夕方の短時間では見つけられませんでした。

ちょっと残念そうにしている僕に、
写真のタンチョウが気をつかってではないでしょうが...
遠くの方から僕の方向に飛んできてくれました。
ありがとうございます。

新たな繁殖地を求めて近年は斜里近郊や濤沸湖方面でも、
パイオニアのごとくやって来るタンチョウの番いを見かけることが増えました。



話しは変わって、そんな道端に咲くタンポポ。



すでに綿毛になっているタンポポもあります。
今回はこれが外来種かどうか...という事はあえて置いておいて、、
新天地を目指して風に舞い飛ぼうとする、その光景は
希望という言葉が頭にうかんできます。

今日、見かけたタンチョウも...また希望なのでしょう。





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満月とシマフクロウ

2014-12-06 21:35:36 |  フクロウ・タンチョウ 
雪にはしゃいだ今朝、そして今夜は久々にシマフクロウを見かけました。
知床に住んでいると、僕は仕事柄もありあますが...まれに見かける野鳥。
希少種の為、詳しい場所はあえて書くことはしませんが、
写真でわかるように、こんな道路脇でも観察することもあります。

保護と共存、僕らの生活、彼らの生活、歩んできた歴史、
なかなか険しい道ながらも互いに頑張っています。

今年最後の満月にうかぶシマフクロウの影。
色々と考えなければならないこともありますが、
月夜の使者に出逢えた瞬間、純粋に心躍りました。

ここで、今夜も彼らは生きています。
なんて素敵なことでしょうか。





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落穂拾い?

2013-12-12 14:03:20 |  フクロウ・タンチョウ 
悠然とそびえる初冬の斜里岳を背後にして、
ついばみながら畑を歩むタンチョウと、大勢で休息するオオハクチョウ。
昨日の小清水町付近を通りかかった時の風景です。

近くの濤沸湖でも晩秋から春先の季節になると
越冬の為に多くのオオハクチョウがやってきますが、
タンチョウは近年になって繁殖をしている番いがいるので、
その彼らだったのかもしれません。
ただ、昨年は若鳥が一緒にいたはずなので
新天地で無事に育っていればいいな...と思いました。

この構図が、どことなく、、学校の教科書にあった
ミレーという画家さんが描いた「落穂拾い」の絵画に似ているな。。。
...と思いながら、素敵な風景に嬉しくなり、一人でニンマリとしていました。

また、その絵画にこめられていた意味もオーバーラップさせると
なんだか感慨深くもありますね。みんな元気に冬を越してほしいものです。
(ハクチョウ達は、図太く過ごしていけるのだろうとイメージしますが。)



日々、ありがとうございます。 つよし

タンチョウ...雨に降られて。

2013-11-19 19:39:04 |  フクロウ・タンチョウ 
知床(斜里町側)でタンチョウを観察することは幸運なことですが、
車で1時間ほど南下して...標津・中標津・別海町の牧草地を何の気なく眺めていると、
本当に不意に、、あの美しいシルエットがあったりします。
この時期は散らばったデントコーンや、牧草地の刈り跡で昆虫をつばんでいるようです。

今日の写真も、根北峠を越えて中標津方面へ向かう途中で見かけたタンチョウです。
成鳥が2羽と若鳥が1羽で、親子だったのかもしれませんね。
雨の中、、どしゃ降りになる瞬間もありましたが、彼らは気にすることもなく
探して、歩いて、食べて、食べて、食べていました。

この緑とのコントラストも、僕にとって...どこか懐かしく、
心穏やかになる風景でした。


そして、雨の中でも写真を撮る僕。

車で一人待つ友人。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

今日も...ありがとうございました。

ふくろう

2013-02-14 18:38:24 |  フクロウ・タンチョウ 
原生林の散策。今日もスノーシューでゆっくりと。
静まりかえった森で耳を澄ませども、ただただ静かに。

そんな中、本日のお客様がトドマツの枝のむこうに大きな影をみつけました。
その指差す方向をよく見れば...

なんとエゾフクロウでした!!

…そして、その足元に鋭い爪でガッチリつかまれて...
ぶらりと垂れ下がっていたのは、すでに息絶えているのかエゾリス。
フクロウとエゾリスのどちらも可愛らしい見た目もあって、
延々と続く野生に生きることの厳しさだったり、
グロテスクなほどのリアリティをより深く感じるのでした。

最近はヒグマの置物に混じって、フクロウの置物が
"不苦労"、"福朗"の語呂合わせだったり、先を見通すだったり、
首がよく回ることからお金に困らない等、縁起物としてみられます。
僕は福はほしいですが、苦労は近しい人や自分の為なら
多少なら?してもいいかも...とも思います。

** I to U つよし**

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夜の守護者

2012-04-30 23:47:09 |  フクロウ・タンチョウ 
アイヌ語では「コタン・コロ(コル)・カムイ」と呼ばれていて、
「村を守る神」「村の守護神」「村を領有する神」などと訳される、
体長が約70cm・翼開長が180cmにもなる、フクロウ科に分類される鳥類では
世界最大級の大きさになる...シマフクロウ。

実際に暗闇の中で出会うと、その大きさにかえってフクロウとは
初めは気がつかないお客様もいます。そして、驚くのです…。
その空間を支配するような、圧倒的な存在感に。

この日は、幸運にも個人的なドライブ中に観察することができました。
車のライトで木にとまるシルエットだけボンヤリですが...撮れました。
おそらく雪融けの影響でできた水溜りにエゾアカガエルがいて、
それを獲ろうとして、この周辺にいたのでしょうね。
(実は番いの相手と思われるもう1羽が近くにいましたよ。)

この時期に、水溜りがあればそこらじゅうで鳴いているエゾアカガエルは、
動物や野鳥にとっても重要な食料としての役割を持っているのでしょうね。
シマフクロウ以外にもキタキツネやエゾタヌキが周辺を歩いていました。

今は"村"ではないですが、ウトロの町の近くの川でも観察することがある...
この知床にも住まう、夜の守護者たち。ですが...、
平成23年の調査では北海道の生息数が約140羽と絶滅が心配される野鳥です。
その鋭くも優しい眼差しで、いつまでも見守ってくれることを祈りたいです。
…珍しい、、…希少な、、野鳥との出会いを喜ぶだけでなく、
今度は僕らが彼らを守れる存在となれるように。。。



追記:2012年9月15日の夜にはカラフトマスを獲ろうと
流れる川の岩にとまって狙う姿を見ることができました。
やはり大きな鳥ですよね。存在感と佇まいが素晴らしいです。

** I to U つよし**

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…今の僕はこんなカンジだそうです。。。

帰り道で

2012-04-14 18:07:03 |  フクロウ・タンチョウ 
別海町にある実家から知床(ウトロ)へと...今日の夕方に帰ってきました。
その帰り道にて最高に晴れた空の下、素敵な風景がありましたよ!

別海町から中標津町を経由して、根北峠へと向かう途中に
タンチョウに出会うことができました。(写真一枚目の右下。3羽!)
冬期に集まる給餌場のある釧路周辺から、
春になってそれぞれ分散してきているようですね。

やっぱり一つの風景に佇むように存在するだけで、
その空間がシマるような圧倒的な魅力をもつ野鳥ですよね。
次回は、是非とも知床での風景の中で出会いたいものです。

 

標津町のあたりから車窓に眺める知床連山。
オホーツク海側の斜里町やウトロから見るのとは反対の並びになるので、
なんだか新鮮な感覚がしました。

 

たった3、4日間ですが、斜里町周辺も雪融けが一気に進んだ印象がしました。
畑の雪もほぼ無くなって、場所によって緑色になってきましたよ。

以上、知床自然観察の番外編でした。

** I to U つよし**

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2011-12-05 17:53:05 |  フクロウ・タンチョウ 
網走へ行く途中の濤沸湖でタンチョウを見かけました。

急ぎの用事があったので...一度目はゆっくりと観察できる時間もなく、
哀しい気持ちになりながら通り過ぎていきましたが、
「…なんとか帰り道でも、その場所にいてくれ~~!」という、、
僕が念じたのが伝わったのか?...仲良く3羽でいてくれました。

10月下旬頃からガイド仲間も何度か見かけている3羽のタンチョウ。
成鳥が2羽に子供という情報なので、きっと同じ親子でしょうね。
また、斜里町付近の畑に夏から見かけている方もいるそうで、
その時には子供の色が全身灰色(黄褐色?)だったようですが、
今は頭と首以外はすっかり成鳥の模様になっていました。
この付近でも近年は繁殖している"つがい"がいるそうなので、
その内の1組なのかもしれません。

もう12月ですし、もしかしてココで越冬も!?という期待もあります。
ただ、給餌場のある釧路支庁管内に移動せずに過ごす冬は大変でしょう。
いずれにせよ、強く生き抜いて...新しい春を迎えてほしいですね。

美しい飛翔を見せてくれて、ありがとう。

** I to U つよし**

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森の賢者Ⅰ

2009-09-25 18:59:38 |  フクロウ・タンチョウ 
原生林を散策中に森の奥から“けたたましく”、
...ジャーー!ジャーー!ジャャーー!!..
と響いてくる鳴き声。一羽でなく何羽もの
(ミヤマ)カケスが同じ場所で騒いでいるのです。

僕らは気になり、、そこに行ってみると、、
3羽のカケスがミズナラの木の枝に
“何か”を取り囲むかのように騒ぎ立てているのです。

よく見ると...なんと(エゾ)フクロウの姿が!

少しすると他のカケスもやって来て、合計で5羽に。
一体何故にフクロウとカケスが対峙しているのか?
実際にはフクロウの方は多少は気にしつつも、
相手を完全に無視していました。

、、そして去るカケス達。

森の賢者Ⅱ

2009-09-25 18:19:43 |  フクロウ・タンチョウ 
うるさい奴らが去っていき、
森に静寂がもどりました。。。

ですが、その後・・・、

あら、まだ別のうるさい奴らがいたなぁ・・・。

といった雰囲気で時折こちらを見ています。
でも、でも、申し訳なくも思いますが、、
もう少しだけここに居させてくれないでしょうか?

古代ギリシャで知恵の象徴として
『森の賢者』とも称されていたというフクロウ。
たしかにその佇まいには知的な魅力があります。
また、この鳥の“形”自体にも美しさがありますね。

同じ空間に今いると思えることが幸せに感じました。

** I to U **BYつよし

○知床オプショナルツアーズ SOT!のH.Pはこちらです。
http://www.shiretoko.info/

早春の羅臼湖でタンチョウと

2009-05-04 17:30:30 |  フクロウ・タンチョウ 
出逢いというのは、いつも思いがけないもの。
澄みきった青空の下、スノーシューで目指した羅臼湖。
ふと見上げると頭上を飛んでいく2つの大きな影。
それは何とタンチョウだったのです。。。

きっと、知床にタンチョウがいても
さほど驚かれない方も多いのでしょうが、、
これってスゴイことなんです!
知床にきて5年目の僕は今日で3回目ですが、
先輩方だって数えるほどしか見たことがないでしょう。
“知床で”というのは、すごく珍しいのです。
それも今日は天空の地、羅臼湖への散策中です。

アイヌ語では、サルルン・カムイ(湿原の神)とも
呼ばれることがあるタンチョウ。
まだ雪深い白い世界にできた雪どけ水の沼たち。
この日はその周囲の湿地で、ただ静かに佇むのでした。

なんて美しい鳥でしょうか。
その姿に感動。。。
** I to U **BYつよし

4年前に見た時は、羅臼湖で5、6羽が
エゾアカガエルを食べにきているようでした。

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