夏の日の束の間

朝もやのような薄い霧が流れ、流れて、
その様子が変わっていく一湖の眺め。。。

　　　　

そこにあるのは、空と雲。
手を伸ばせばつかめるでしょうか？

　　　　

７月最後の日の羅臼岳は、思いがけず...薄紅色に染まっていきました。

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僕らのヒーロー

クワガタムシ、カミキリムシ、トンボと散策中の人気者になるような
昆虫が最近はよく見られるようになりました。
その中でも写真のミヤマクワガタは、
その大きさもあり別格の人気をもっているように思います。

子供だけでなく男性のお客様なら誰もが...目をキラキラさせて、
まるで少年時代にもどったかのような笑顔で、、とても嬉しそう。…僕も。
皆さんは、どちらかといえばノコギリクワガタの方を
よく見ているそうですので、こちらは珍しいようですね。

今日はミヤマクワガタを３匹見つけました！
…ただ２匹は...すでに息絶えた姿でしたが。。。

何はともあれ、、僕らのヒーロー！ですね。

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今日の...峠。

・・・真っ白。

風も強し。。。

駐車場に観光バスが到着しましたが、
皆さん看板だけ写真撮影して、５分ほどで退却していきました。

・・・無念。

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雷鳴轟く前に．．．

天気予報よりは良い天気だなぁ...と、
暑いながらも...のんびり..散策していた午前中ですが、
午後２時頃から、、遠くで聞こえる...ゴロ..ゴロ..。。。
その後、午後４時頃に雷鳴と激しい雨になりました。
…幸いその前に散策を終えていましたが。。。良かった。

午前中の散策は昆虫がたくさん見られましたよ！
写真上がルリボシカミキリです。
毎年、立ち枯れしたハルニレの幹などにいます。

快晴の日の青空のような、南国の海のような、
鮮やかで明るい青色に、僕もお客様も気持ちがワクワクしてきます！

　　　　

こちらがオニクワガタ(♂)。
体長は２cmくらいの小さなクワガタですが、
せり上がった顎と歯の特徴的な形状が...カッコよく思います。
僕はあまり普段の散策では見かけないので、なんだか得した気分。

発見して下さったお客様(お子様)に感謝です！

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あなたは天使？それとも・・・

最近はテングタケ科のキノコを見かけることが多いですね。
ちょっと美味しそうな茶色をしたテングタケ。
見るからに派手派手で、まさしく毒！のベニテングタケ。
うぉぉ～～っ！毒でしょ？毒！と言われる、毒でないタマゴタケ。

そして、今日もテングタケ科のキノコだと...思われる形のキノコ。
清楚で純真無垢そうな白色をした、毒でない...もしくは毒が弱そうな見た目。。。
時に、これは美味しそうですね！とお客様に言ってもらえる存在。

だけど、そんな見た目に騙されちゃダメです！
特徴的なツバがあらわれる前ですが、きっと...こやつはドクツルタケです。
もしそうであれば、、致命的な成分をもつ猛毒キノコです。

欧米では“ Destroying Angel ”「死の天使」という異名をもつ
美しくも恐ろしい彼女？なのです。

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満月と雲海☆

今日(7月26日)は満月！
天気も良いことですし...知床峠に行ってみました。

あまりの月の明るさに、ライトなしでも普通に歩けるくらいです。
たしかに空も明るくなるので、星を見るには...ちょっとばかり不向きですが、
とっても美しかったですよ！

　　　　

...わかるでしょうか？…僕のデジカメではこれが限界。。。
羅臼町側の根室海峡が雲海になっていて、浮かぶ月の輝き。

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逃れられぬ現実

また彼らを見られるようになりました。
赤と緑のメタリックに煌く...目立つカミキリムシ。
こいつは昨年からの僕のお気に入り、ジャコウカミキリです。

思わず...少し摘(つ)まんでみようとすると、
独特の強い香りをはなちながら、、慌てて逃げていきました。

　　　　

こちらは羽化に失敗した…コエゾゼミ。

写真では１匹ですが、この後３、４匹のアリに集(たか)られて、
身動きがとれない状態で...噛み付かれていました。

逃れられぬ...という現実。あまりにも哀しいです。

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..はら...はらり..

午前中は雲がやや多めだった気がしますが、
その後一気に知床連山を覆っていた雲も去って、、
夕方には...とっても良い天気！　気温も上がりましたね。

コエゾゼミの合唱を聞きながら散策していると、
一本の倒木に白い色をした蝶が..いっぱいとまっていました。
昨日までの雨がたっぷりと染みこんでいるのでしょうか？
集団になって吸水をしているようでした。

シロチョウの仲間のようですが、図鑑等で調べてみると、、
夏型のエゾスジグロシロチョウ(♂)ではないかと思います。

たくさんの蝶が..はら...はらり..、..ひら...ひらり..と
舞っている様子はメルヘンチックで素敵でしたよ。

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雨やまないかなぁ～？

知床五湖の二湖にある中島。
そこに伸びる枯木のてっぺんにアオサギが１羽とまっていました。
霧雨というのか、霧というのか、、今日もそんな天気で、
たぶん...このアオサギも僕らと同じく濡らされていることでしょう。

とまっている姿は、なんとなく元気がなく、憂鬱そうにも見えました。
「早く...この雨やんでくれないかなぁ～～？」とか思っているのでしょうか？
でも、霧けむる中の湖、森の風景に、哀愁や渋さも感じました。
…なんとなくカッコいい。。。

天気予報では、この天気が回復するのは...明日の午後から明後日のよう。
憂鬱な気分にならず、頑張ろう！

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霧薫る

霧雨と濃い霧に、時に悩まされ、時に魅了された..一日でした。

幸いなことに、午前中に散策した知床五湖の一湖・二湖は展望地に
僕らがいた時には湖全体がスッキリと見ることができました。
たしかに...一湖では到着時には真っ白な霧で対岸が見えないほどでしたが、
その後に...すーーーっ..と流れていって、草原の丘にエゾシカが！という演出。
これはこれで面白いですね。綺麗ですし。

午後に散策した写真の場所は、曇って青空と羅臼岳が見えないのであれば、、
これぐらいの霧が包んでくれているのも絵になるなぁ...と思いました。
もちろん、その日、その瞬間の美しさがあるので...
…その度に、絵になるなぁ...とか思っているのですが。。。

今日の霧は場所によって、なんだか甘い香りがしていました。
オオバボダイジュの花が咲いているからでしょうか？
こういうのもアロマテラピーと言ってもいいでしょうね。肌も...しっとり..。

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すーーーい、すーい。

今日の午前中の知床五湖散策。
二湖の展望地に到着すると、先に来ていた一般のお客様が
「シカいるよ！」と一言、僕に伝えて颯爽と歩き去っていきました。

いったい何処に？と思い、よく探してみると...いました。湖の中島に。
そこに茂っている丈の高い草を...もぐもぐ..のんびり食(は)んでいました。
このような光景、実は年に何度も見かけます。

どうも湖の一部はシカでも足が届くほどの水深しかなく、歩いて行けるようです。
また、水深の深い場所でも彼らは泳ぐことが出来るのです。

僕らが到着して５分ほどすると。。。
彼女は満足したのか？たくさんの人間の視線が鬱陶しくなったのか？
静かに湖へと身体を沈めていき、...すーーーっと、また静かに泳ぎだしました。

そうして、たくさんのシャッター音が続く中、対岸の森へと消えていきました…。

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とても...小さな幸せですが..

大きなトドマツや、大きなミズナラや、、
いっぱい茂った森に、コエゾゼミが鳴き、キビタキなどの野鳥が鳴き、
立ち止まって休憩していると、、どうしても頭上の枝や葉に注目しがち。。。

また、幅が狭い林道を歩めば、、滑らないように、転ばないように、
足元を見ているつもりでも、木の根や岩などに注意しがち。。。
時には...歩きやすそうな林道のすぐ横に一歩を踏みこんでしまいそう。。。

でも、どうか...気がついてほしいです。
そこには誰も見つけられなくとも...小さな、小さな花が咲いていることを。

写真のアリドオシラン。
丈が５cm～１０cm程にしかならないような小さな花です。
僕は散策でこの花を見るのが...最近の楽しみになっています。

派手さなど無く、誰も気に留めないような彼らですが、
主張することなく...ただただ..咲く姿だからこそ、僕は好きなのでしょう。

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海を見おろして．．．

フレペの滝への遊歩道を歩みながら、、海に近づいていくと、
オオセグロカモメたちが騒ぎながらたくさん飛び交っています。
気がつけば...大きな２羽の影。それは、オジロワシでした。

それが落ち着いた頃に僕らは展望地に到着。
さっきのワシは雄々しくてカッコよかったなぁ...と思い出していたら、
こんどは断崖絶壁の手前を...スーーーーーーッ..と、一瞬の影。

そうして、岩の上に颯爽と降りたったのは１羽のハヤブサでした。

　　　　

よく観察すれば、どうも小さな鳥を狩ってきたようで、
眺めの良いこの場所で悠々と食事をしていました。

この写真ではよくわかりませんが、、意外と可愛らしい顔をした彼ら。
それでも猛禽を代表をする野鳥ですよね。
その背中には勇ましさと高いプライドを感じます。

ハヤブサ、オジロワシ、モズも、なんだか得した気分の散策でした！

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ミッション...再開。

今月(７月)の初旬から鳴き始めていて、その後も暖かい日には
合唱とまではいかないまでも、、遠くで鳴いてたなぁ...という印象のコエゾゼミ。
これまで雨降りが続いていたせいか、羽化が遅れて抜け殻が少なかったです。

昨年も今年も、７月なのに雨が多い！　
買ったばかりのレインウェアが日に日に汚れていく…。帽子が乾かない…。
…でも、苦しんでいたのは彼らも同じなのかもしれませんね。
それも“生きる”という規模での苦しみですね。僕なんて…たいして。。。

今日散策した森では、少し...むわっ..とした暑さがある空間で
必死に幹を上り、羽化をする姿がいくつもありました。

これ以上は無いくらいの無防備な時間、
野鳥や動物に狙われれば...ひとたまりもありません。
だけど、しばらく観察をしていると、、こんなにも脆弱な白ですが、
半面で生きる力強さに満ちているようにも見えました。

　　　　

こちらは、僕に見つかって大急ぎで逃げているカメムシの仲間のナガメ。
長め？長目？眺め？菜亀...変な名前ですが、
「菜の花につくカメムシ」の意味だそうです。色も派手だし。

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・・・蒸し暑い。

この程度で蒸し暑いと言っていたら、本州の方々に怒られるでしょうか？
いえ、今日のお客様も...蒸してるね..と言っていたので、
たぶん、、そうなのです。僕にとっては、、勿論もう十分に。
…雨が降ったりやんだりの天気も、レインウェアを着ている僕らを苦しめます。

そんな空間にて...今日も目立っていたのが、先日も紹介したタマゴタケ。

新鮮な白い卵を割ったら、殻の中からでてきた鮮やかな黄身のような...、
何らかの生物の白い卵から孵化した、オレンジ色をした謎の生命体みたいな...、
僕らに、幼い頃の想像力を思い出させてくれるような、
胸に眠っている...ワクワクする感覚を掻きたてるような存在ですよね！

　　　　　　　　　　　

こちらは昨日の散策中に撮影したウメガサソウ。
イチヤクソウとともに、遊歩道のあちこちに咲いています。
小さな花で目立たない存在かもしれませんが、僕は彼らが好きです。

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