川流れて

気分転換に岩尾別川までドライブ。
期待していた夕陽に染まる流氷には間に合わず、
今日も暮れていって...明日から3月か。。。と
ほろ苦い感傷に浸っていました。川辺で。

そうして、佇んでいるのは、僕一人ではなかったみたい。

別に写真のカワガラスは、僕ら人間のような...
考え込む、そんな暇な時間なんてないですから、
これから水中に潜り昆虫でも獲ろうと
タイミングでもうかがっているのでしょう。

カワガラスは少しして、飛び去って。。。
やっぱり、僕が一人。

日々、ありがとうございます。 つよし

知らんぷり～

お～～い、こっち向いて～～。

なんて...心の中で呟いてみても、、
今日もシマエナガの可愛らしい顔を写真に撮れず。
…冬に見ると、ホントに雪の妖精のようなんですよ。

何故か僕がカメラをむけると、
恥ずかしいのか...嫌なのか...

...プイッっとしちゃいます。

意地悪。

でも、可愛い。

日々、ありがとうございます。 つよし

空と空

先日の夕方。

先ほどまでの空が、これから宙になろうと、
色を変えていく様子が素敵でした。
しだいに冷えていく空気も心地が良いです。

煌めく星々を期待しながら。



快晴の空。

澄みきった冬の青は、
爽快で、軽やかに、清々しくも、
どこか鋭利な雰囲気に僕は想います。

写真の左下では太陽が燦々として、
溢れては煌々でした。

日々、ありがとうございます。 つよし

宵をゆく旅路

陽...沈んで間もなく。
遊びたりない童子のような、どこか寂しげな町をぬけて、
瞬き始めの星を探しながらも急ぐ、今日の帰路。

また給油しないとな...と思うと、、
なんとなく嫌な気分になるので、少しの現実逃避。
車のガソリンも、暖房の灯油も高い・・・。でも必需品。。。

どこか遠くの地を旅したい。

ユースホステル時代の仲間が写真家として活動していて、
たまたま本屋で手にとった一冊の本に、彼の撮った写真が。
もう何年も会ってないな。頑張ってるんだな。
あぁ...僕も頑張ろう。こんな直向きに輝きたい。



宵闇の中を、行くべき道を時に信じきれず、
あっちに、こっちに、曲がって、真っ直ぐに、
迷いながらも、ただただ進むような、
そんな旅路の途中です。

旅する理想、生活する現実、
きっと、誰もが。旅の途中。

多くの愛情と、幾つかの命を犠牲にして、
諦めの悪い僕は、旅しながらココにいる。
そこまでして、そこまでしたから、と思うのですが。

日々、ありがとうございます。 つよし

ワシワシしてる。が…。

今日も町をぬけて...少し森や断崖沿いを歩けば、、ワシです。
オオワシとオジロワシ。左下がオオワシ(成鳥)、右上がオジロワシ(若鳥)。
時には、一方の捕らえた獲物を奪おうとする、
そんなスリリングな場面に出会うこともありますが、
今回は互いにすれすれの距離を飛び交うなどして...
どことなく牽制してる様子が数分間ありましたが、
すぐにオオワシが去っていきました。

流氷が海岸線までビッチリ詰まっている最近の状況では、
早朝の時間帯には道路近くの木にとまっていても、
日中になると遠く流氷の上に黒い点のように...見えるばかりなので、
双眼鏡やフィールドスコープがあると良いですよ。

僕のカメラでは、、
断崖付近を飛んでいるのを撮るのが、やっと。

日々、ありがとうございます。 つよし

熱視線

その刹那、目が合いました。

興味を示す...というより、
その動きを探ろうとしているのです。

僕も、彼らも。

例年になく雪深くなった森。
雪には深くエゾシカの歩く道が出来ていました。

まだまだ、長く冬は続きます。

これから、、今年も多くの命が失われ、
冷たく雪に埋まりながら、または別の命にカタチを変えながら、
来るべき時に春をむかえることになるのでしょう。

厳しい世界に暮らす者からの視線は
別に敵意があるわけでもなく、嫉妬するわけでもなく、
何を知って、何を知らずか、ただただ澄んでみえました。

日々、ありがとうございます。 つよし

深雪の森。新雪の森。

天気が良かったので、汗だくラッセルを覚悟しながら...
スノーシューで原生林の散策に向かいました！
…もう、とっても疲れました。でも、とっても素敵でしたよ。
葉や枝に雪が厚く積もって重そうですが...トドマツの新雪が輝いています。
踏みしめる足元の感触も心地がいいですね。



そして、今日一番の嬉しい出来事は
エゾリスをじっくり観察できたことです。
あちらは懸命に食べ物を探している様子でしたが、
双眼鏡でのぞくと可愛らしい姿がありました。

これだけ雪が積もってしまうと、、
森に生活する野生動物たちも大変でしょう。。。
エゾシカは歩くたびに深く埋まり、雪が浅いはずの海岸線も草はみえないです。
ネズミの足跡もなくて、それを探すキタキツネの足跡が延々と続いていました。

このエゾリスも貯食した食べ物を見つけるのも一苦労。
地面は深い雪の下、枝や木の又にすら雪が覆ってしまっているのですから。
写真(上)の時は...懸命に枝にかじりついていました。
表面なのか、樹皮の下なのか、食べられる何かがあるのでしょう。
…昆虫？キノコ？または地衣とか？



今日の流氷。
海と空の境目が少し霞んで、
その色が僕は好きでした。

見下ろし、見渡す...流氷の質感も面白いですね。

僕の会社のホームページです。時間がある時にでもご覧下さいませ。⇒『自然ガイド 知床ころぽっくる』
FACEBOOKでは、【 知床の季節の音 】と題して動画のアップもしています。⇒『知床ころぽっくる no FB』

ようやく、晴れて。

今朝まで...有無を言わさず...深々、黙々と、
降りに降って、積もりに積もった、、
ここ数日の雪。雪。そして、雪。
一時的にウトロの積雪深(アメダス)が186cmになりました。
ウトロの町も、ウトロでは今まで見たことないくらいの高さになった
雪の壁、雪の山が除雪作業によってできていました。
…雪かき、大変お疲れ様でした。僕も上半身に筋肉痛が。

夕方。

プユニ岬へ行ってみると、素敵な風景。
いつぶりかに晴れてくれて、夕陽は雲の中でしたが、
穏やかな...いい色に空と海を染めていました。

雪が厚く積もって雪原のようになっていますが、
なかなか流氷もいい具合になりましたね。

日々、ありがとうございます。 つよし

こんどは...大・雪！

一難去ってまた一難じゃないですが、(いや、その通りか…)
昨日・一昨日の暴風雪の次は大雪です。深々と降り続き。。。
かえって今日の方が大変でした。雪かきに...筋肉痛です。

アメダスのウトロの積雪深では、
昨日(18日)の20時が123㎝、今日(19日)の20時で168㎝と...
まる一日で45㎝も積もったようです。場所によってさらに。
毎年のように思うことですが、、
12月下旬や1月に「今年は雪が少ないな。」と言っていても、
どこかで大雪がきて、結果的には例年と同じくらい積もっていますね。

ただ、雪が降るのはしかたないとしても、、
"昨晩から今日"というのがタイミングが悪いです。
除雪車による除雪作業も、今回の暴風雪によって
通行止めになっている地域の開通にとられるようで、
ウトロの町も裏通りのような所には手がまわりません。
道が雪に埋まり、車が一台通るのが精一杯なくらいでした。

それでも、地域の方々に重機で除雪して頂けたので、
仕事の妻の迎えに行くことができました。ありがとうございます。

明日にはやんでくれると思うのですが、
朝に除雪がまっているのは間違いがないので、、
ちょっとばかし...降る雪の量を加減して頂きたいところです。



今日の海。
流氷が詰まっていますが、
どこまでも真っ白。

日々、ありがとうございます。 つよし

解除

今回の嵐も...ようやく過ぎ去りましたね。
まだ午後6時頃は雪が降っていましたが、空が静かです。

吹雪のため...2日間にわたって通行止めになっていた
斜里とウトロを結ぶ国道334号線も午後5時に解除されました。
ただ、場所により地吹雪や吹き溜まりがあり、
一部の国道と道道などでは(18日午後7時現在)
いまだ通行止めになっている地点も多いので、
状況をみながら観光客の皆様には移動をして頂きたいです。

早く晴れた空が見たいですね。

そして、帰って夕食。

日々、ありがとうございます。 つよし

閉鎖

発達中の低気圧の影響により
斜里町も大雪に強風、地吹雪に吹き溜まりもできています。
今日・明日と長く続く悪天候、ピークはこれから...とのことで、、
なんだか嫌になっちゃいますが。。。
また、この暴風雪により道東・オホーツク方面の道路が多くの地点で通行止め、
完全に電車やバスの機能もマヒしてしまっています。

僕らの住むウトロの町は陸の孤島に。まさに。
今のところは停電するわけでもなく、それほど被害はないと思いますが、
このタイミングで知床観光にお越しになられたお客様方も動きようもないです。
明日中に通行止めが解除になればいいところですが。

天候は明日(18日)の夜まで警戒が必要です。

流氷は、この風でより詰まったように見えました。
それだけは良かったと思いますが。

日々、ありがとうございます。 つよし

雪、これから...

まだ静かなものですが、、
こちら知床は、これから天候がひどく荒れる予報。
斜里町では、１７日明け方から１８日の朝にかけて
長時間にわたり暴風雪になる見込みだとのこと。

今のところ(１６日１９時現在)は、それほど風がないですが、
すでに家の前には...少し吹き溜まりができていました。
玄関に溜まった雪をかきながら思います、
来そうだな。これは...と。

前回の低気圧の時は幸い、それほど荒れずにすみましたが、
今回は根拠はないですが、嫌な感じ、嫌な予感がしました。
思い過ごしならいいのですが。。。

明日(？)、友人が車でウトロに向かうそうですが、
あまり無理はしないでほしいものです。

日々、ありがとうございます。 つよし

澄み渡り...快走。

霧氷が白く舞い散る、青空でした。

急に出かけることになり...網走方面を車で進んでいくと、
すらりすらり並木道のように続くカラマツ。いつもの行程。
だけど、今朝は...また違った素晴らしい風景でした。
盛夏に生い茂る葉のようにして、
晩秋に落葉したはずの枝が
厳冬に"真っ白"です！なんて美しい。

霧氷に、在りし日のシルエットを復元していました。

2月の冷え込んだ朝には川の近くなどでは
立ちのぼる水蒸気が凍結して、このような光景はありますが、
ここは近くの湖の影響なのかもしれません。

ぐっと...シバれる、明け方からの短い時間にだけ見られる
貴重な感覚をも伴った"美"です。

ごく繊細で、儚くも、風に舞い散って朝の空気に解けて消える。
その半面で、温かく太陽が輝くからこそ美を見せつける存在。

…頭の中で、どうのこうの言っても、
結局は「素敵だな。」「美しいな。」が口にでるだけですが。
無念。。。

日々、ありがとうございます。 つよし

聖ダイヤモンド

さて、冬の知床。
...時には夜景なんてどうでしょう。
または、月に星空なんてのもいかがでしょうか。
極寒の大気に瞬く、数多の光と光。
澄みきった空気に、見上げるそれは別格です。

春や夏の季節もウトロの町から少し離れれば
天気の良い日には綺麗な星空を見ることができますが、
どうしても水蒸気に霞んでしまうので、
想うような"満天の星空”を望むならば...冬がオススメです！

今日の写真では、、ダイヤモンドではなく、
プロキオン(こいぬ座)、シリウス(おおいぬ座)、ベテルギウス(オリオン座)の
"冬の大三角形"が映っているのですが、実際には"冬の六角形”である
プロキオン(こいぬ座)、シリウス(おおいぬ座)、リゲル(オリオン座)、
アルデバラン(おうし座）)、カペラ(ぎょしゃ座)、ポルックス(ふたご座)の
いわゆる"冬のダイヤモンド"もハッキリわかりましたよ。
ぞうぞ実物も見に来て下さいませ。。。

バレンタインの夜に輝く星々。
ロマンチックだなあああ...とか思いながら、
写真を撮っていたわけで、ちょっと恥ずかしい。

夕食の頃、チョコ嫌いの妻からも無事に?頂けました。

日々、ありがとうございます。 つよし

ゴジュウカラ

いつもの顔馴染です。
(同じ個体ではないでしょうけど。。。)

しばしば思いますが、器用というのか...身軽というのか...
観察する人間に「忍者のような」と形容されるとおり、
木の幹を自在に上り下りして、(それも頭を下に向けて)
...かと思えば次々に餌を求めて木々を飛んで移動していく姿は、
見ていて面白いですよね。…落ち着きがないとも思いますが。

この観察中に同じ混群にいた
コゲラやアカゲラのキツツキたちも自在に幹を移動しますが、
また違ったイメージですね。ゴジュウカラの方が一枚上手というか。

彼らのように、、
一見すると...地味な野鳥と、、興味がもたれない種類もいますが、
寒さに負けず少しの意欲をもって、じっくりと見れば、
こんな生活を知って、こうして想いながら、、
楽しい世界は意外とあるものです。

たしかに華があるのはキツツキ。

負けるな！

日々、ありがとうございます。 つよし