自然観察♪BLOG 「 知床ころぽっくる探索記 」

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港にオジロワシ。

2013-11-30 16:40:05 |  ワシ・ハヤブサ  
今日も天気が良かったですね。
友人と斜里や小清水に出かけてきましたが、
快晴の空の下に雪をかぶった知床連山が浮かび上がるようにして...
僕らの前にあらわれて、、そこに住んでいると考えたら素敵な風景でしたよ。

用事が終わって、ウトロの漁港にいってみると、、
数日前に観察できたというキタオットセイは見ることができませんでしたが、
カモメたちが一斉に飛び去ったと思うと、オジロワシがやってきました!

それは...オオセグロカモメだって大きい野鳥ですが、
翼開長が2mを超えることもある猛禽、オジロワシやオオワシと比べてしまうと、、
どうしても人間の僕からすると貫禄が違いますよね。もちろん、さらに大きいし。

そのうち、番いの...もう一方と思われるオジロワシがもう1羽やってきて、
あたりを見回したり、じ~~っと何かを見つめたりしていました。

邪魔者が急にやってきたので、カモメは漁船の方へと場所をかえました。



たまにウロウロして何かを探すようでしたが、
何でしょう?よくわかりませんでした。


日々、ありがとうございます。 つよし

朝焼けの空に月

2013-11-29 09:08:47 |  光・朝陽 
健康診断のため、いつもより少し早起きをして、
今日も一日頑張ろう!と窓を開けたら、銀世界。
静かに降り積もった雪があたりを、より静寂に近づけていました。

予想外の雪と冷え込みに
車の雪かきと窓を...ガリガリと氷おとし。
もちろん、、寒いのですが、清々しい気持ちでもありました。

ちょっと寄り道をして、
ウトロ漁港とオロンコ岩へ。

朝焼けの空は、色が穏やかで始まりの空気を優しく包みこむようです。
真っ白な知床連山が薄紅色にかわっていく姿も素晴らしいですね。



そして、夜にとり残されたような月が
見上げれば...星のない空に一人ぼっち。

頑張ろうぜ。今日も。

日々、ありがとうございます。 つよし

朝の雪

2013-11-28 16:18:26 |  風景など。 
昨晩は、朝になったら
窓のむこうが真っ白になっているのかな。。。
...と思っていましたが、それほどの積雪はなかったです。

それでも、朝の6時から7時頃はなかなかの降りっぷりで、
やはり雪の降り始めの時期には、この風景は嬉しくなりますよね。
しばらくすると、毎朝のような除雪に頭が痛いのですが。。。



何食わぬ顔で道路をスタスタと歩いてきて、
うっすら雪の積もった草原へと消えていった猫。

かえってウトロではエゾシカよりも野良猫が珍しい地域ですので、
その後姿をしばらく眺めていました。どこに行くの?

その後、雪は積もりきることなく
路面を濡らすだけで融けて消えていってしましました。
風景だけ見ていると、今年は季節が少し遅れて感じられますね。


日々、ありがとうございます。 つよし

空。爽快。

2013-11-27 15:20:36 |  風景など。 
こうして天気が良いと、、
どうしても時間を見つけては森歩きに行きたくなりますね。
「どうせヒマなんでしょ?」という友人の電話の誘いにのって
僕の用事がすむまで待ってもらい、ちょっと遅めの出発になりました。

本日も昨日のフレペの滝と同様に断崖沿いの森を歩きましたが、
もう少し原生林的なトレッキングができました。

風景も良かったですが、野鳥の観察ができたのが嬉しかったですね。
海の見える草原では...オオセグロカモメ、ウミウ、オジロワシ、ハギマシコ、
森の中では...シマエナガ、ヒガラ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、
ウソ、コゲラ、アカゲラ、クマゲラとも出会うことができました。
彼らも初冬の冷えた空気に差しこむ陽光、その熱に憩っていたのかもしれませんね。



今年は雪がほとんど積もらないまま11月が経過していきますが、
昨日よりも冷えたこの空気に本格的な冬の到来を想ったりもします。
断崖から眺める風景も、よりクッキリと澄んできました。


日々、ありがとうございます。 つよし

ウトロの町

2013-11-26 16:23:21 |  風景など。 
朝はよく晴れていましたが、午前中の急で激しい雨。
窓に打ちつける音は水滴ではなく、氷の粒かと思うような降り方でした。
ただ、それも風とともに過ぎ去って、その後は昼には青空がひろがりました。

これは!と...素敵な風景に出逢えそうな予感がして、
久々にオロンコ岩の急な階段を上ってみることにしました。
季節によっては様々な花が咲きほこる場所ですが、もちろん今は枯野のよう。
それでも、やっぱりの眺めの良さです!

僕らの住むウトロの町が海岸沿いから高原にひろがり、
どこまでも青深く続くオホーツク海、雪化粧をした知床連山が初冬の空の下に、
雲の切れ間からスポットライトを浴びるように羅臼岳の山頂が煌めきました。

もちろん自然や景観だけではないですが、素晴らしい町ですよね。
そして、さらに先の先には夏季の観光船が目指した知床岬があって、
その間にだって野生動物や住民の営みがあるわけです。



世界遺産センター・道の駅の裏にはウトロの新しい漁港が建設中です。
思えば、僕が知床にやってきた2005年から考えても、町の様子は変わりました。
時代は変わっていくのではなく、変えていくものなのかもしれません。


日々、ありがとうございます。 つよし

雨降る、前の空。

2013-11-25 15:47:14 |  風景など。 
数日前の天気予報からかわって、
今日のお昼過ぎ前までは良い天気になりました。

せっかくなので、、森へ散策に行きたいとこですが...ちょっと我慢。
先週から...天候が回復したらベランダで天日に干そうと考えていた布団をだし、
ちょっと妻の手伝いにと洗濯に掃除などをしてみたりしました。
忙しい合間に家事をしてくれることを実感し、そこは感謝しかないですね。

物干し竿に手をかけて伸び(ストレッチ)などして、
青空に心ときめいて、ベランダで深呼吸。
うん、なんか乙女チック。

知西別岳のあたりまで押し寄せてくる雲の形が綺麗でした。
面白いですが、やはり天候が変わろうとする時の様子なのでしょうね。

夕方にはすっかり曇って、時折り小雨もぱらつきました。
少し風もでてきたので、あまり荒れなければいいですが・・・。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

雪と氷の世界へ...

2013-11-24 17:04:18 |  登山・カヤックなど 
友人からの電話。。。
朝から空はどんより模様でしたが、
また昨日とは別の場所へ散策に向かいました。
いえ、散策というより登山でしたが、、それでも良かったです!
素晴らしい風景がありました。

ウトロの平野部では、11月11日に今年の初積雪をむかえたものの、
それもすぐに融けて、今日現在ではまったく雪は積もっていません。
ただし、標高が500~600mにもなれば、町から見ても
しっかり白いもので、僕らはその環境へ行くことができました。



これは車を停めて30分ほど登ったあたり。
途中で白い雪らしきものが...ぱらり、ぱらり降ったりもしましたが、
まったく積雪はなかったです。だんだんと歩みを進めるうちに、
足元はササと雪になってきて、目的地あたりでは冬の風景になりました。
場所によっては長靴が半分くらいズブズブ埋まりながらの散策です。



トドマツやアカエゾマツの深緑色した葉に積もる白い雪。
そして、ナナカマドの真っ赤な実。
僕の写真はともかく...絶妙のコントラストですよね!
これだけでも、自然と笑顔になれます。



ハイマツの葉には氷がついています。
霧氷のような景色も僕らの眼前に美しくひろがりました。

考えれば、最終的に知床峠あたりの標高の場所まで行ったわけですから、
同じ知床半島の知床峠や羅臼湖周辺でもこんな環境が今はあることでしょう。
知床横断道路が冬季通行止めになっているので、とても貴重な体験ができました。

自然ガイドも、美しい風景に出逢える喜びと同時に、
この大好きな知床の自然環境をもっと知るために、
自分の足で歩き、目でしっかり見るべきだと実感しました。
これまでの経験や知識で満足、過信などしてしまわないように。

本当の美しさは、この目の前にこそあるのですから。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

見晴らし、良好!

2013-11-23 16:12:19 |  登山・カヤックなど 
登山と呼べるほどのものでもないですが、
地元では山と名付ける方もいる場所へ...友人と散策に向かいました。
特に湖沼があったりする等、、見どころになりそうなものはないのですが、
到着したピークは、知床連山やウトロの町並み、
青いオホーツク海が見渡せる素敵な風景でした。

その途中ではクマゲラを観察したり、
なんとヒグマの冬眠穴らしき横穴を2つ見つけることもできました。
ものすごい急斜面ですし、お客様に紹介できるような場所でもないのですが、、
昨日の散策で見つけたヒグマの爪痕や今日の冬眠穴と...
この知床の土地柄がわかります。

札幌など他の北海道の都市部ではヒグマの出没があると
すぐにニュースでも連日の大騒ぎになりますが、
こちらでは意外に思えるくらいの裏山でも彼らの痕跡があるものです。
「そうなんだ、そんな簡単にヒグマに会えるの!?」と思われてしまうのも...
言い方は悪いですが、ある意味で仕方がないとしても、
その先にある、北海道全体で野生動物との共存・共生を本当の意味で考え、
取り組んでいく上で、この知床という土地は重要な場所なのだとも僕は思うのです。
そして、何よりも皆さんにも考えて頂きたいのです。
ヒグマ=危険な動物、ヒグマ=愛護の対象、で事が終わってしまうのではなく。

見晴らし良好!羅臼岳も雪をまとって白く美しく。

見晴らし良好?ヒグマのこれからの姿。

うまく付き合っていきたいですね。
この見渡すかぎりの森に住んでいる彼らとも。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

ポージング

2013-11-22 14:39:29 |  風景など。 
よく冬にはスノーシューで散策する森ですが、
今日は笹薮をかき分けながら歩いてみることにしました。
その中の楽しみの一つが写真のダケカンバに再会することです。

それほど太い木でもなく、森の古老とまでは呼べないかもしれませんが、
その独特な根の形状が素敵に思えて、冬に見るたびに嬉しくなっていました。
倒木の上に芽生えたことによってなのか、面白いことになってますよね。

開拓跡地の裏に広がる原生林にある木なのですが、
散策していて...切り株になったミズナラの巨木などを見つける中で、
とても長生きしている方でしょう。

樹種や形状のため使い道がなかったから...が正解でしょうが、
カタチが面白い木だから開拓者たちも残したんじゃないか...と想像したら
なんだか笑顔になりました。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

誰もいない海岸線

2013-11-21 17:10:11 |  風景など。 
元気いっぱい晴れわたった昨日から...
今日は小雨や霧雨の降る薄暗い空模様になりました。
お昼、観光客の車も少なく穏やかに静まったウトロの町をぬけて
気の向くまま海岸線をドライブしてみれば、
海は赤茶色くなりながら、、波が"よせてはひいて"を繰り返していました。

車をおりて、誰もいない海岸線を散歩。

風に舞うことなく散らばる波の花が
雨に打たれながら、その小さな泡の一つ一つをゆらす様子。
泡立って白くなった波が、しゅわしゅわしゅわしゅわ、
季節の音を耳に残しては、また海に帰っていきました。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

晴れた朝

2013-11-20 12:04:00 |  風景など。 
今朝の最低気温(ウトロ)は+3.0℃だったようですが、
放射冷却の影響か、日陰にある車の窓には凍りついた水滴がみられました。
また、あまりの天気の良さに思わずさ散策に行ってしまった知床五湖でも、
一部ですが...やはり表面が凍りついて滑りやすくなっている木道もありました。

ただ、寒かろうが、凍っていようが、
今日の僕にとっては小さな事かもしれません。
だって、久々の素晴らしい青空なのですから!

青い空、雪で真っ白な知床連山、川から吹き上がる白い水蒸気、
葉を落とした木々の枝についた水滴は、陽光に宝石のように煌めきます。

そんな時に思うのです。

きっと、何気ない風景なんてなく、
すべては...もともと美しかったのでしょう。

今日のような心情や天候だから気がついただけで。

そんな朝。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

今日も...ありがとうございました。

タンチョウ...雨に降られて。

2013-11-19 19:39:04 |  フクロウ・タンチョウ 
知床(斜里町側)でタンチョウを観察することは幸運なことですが、
車で1時間ほど南下して...標津・中標津・別海町の牧草地を何の気なく眺めていると、
本当に不意に、、あの美しいシルエットがあったりします。
この時期は散らばったデントコーンや、牧草地の刈り跡で昆虫をつばんでいるようです。

今日の写真も、根北峠を越えて中標津方面へ向かう途中で見かけたタンチョウです。
成鳥が2羽と若鳥が1羽で、親子だったのかもしれませんね。
雨の中、、どしゃ降りになる瞬間もありましたが、彼らは気にすることもなく
探して、歩いて、食べて、食べて、食べていました。

この緑とのコントラストも、僕にとって...どこか懐かしく、
心穏やかになる風景でした。


そして、雨の中でも写真を撮る僕。

車で一人待つ友人。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

今日も...ありがとうございました。

枯れても涸れず。

2013-11-18 17:50:26 |  風景など。 
どんよりとした空の下に、薄く霧が立ちこめていた今日の森でしたが、
草原から断崖にぬけていくと冷たい風にオオワシが舞うオホーツク海が見えました。

盛夏ならば...ワラビにササ、ハンゴンソウやキオンが、まさしく鬱蒼と茂るのですが、
この季節になればササ以外は枯れて倒れているので歩きやすく、
見晴らしもよくなります。(森の中も落葉しているので同じく。)

そして、この崖のむこうには、また崖の隙間から流れ落ちる滝の姿!

一見すれば..."荒涼"という言葉がすぐに思い浮かびそうな11月の風景ですが、
だからこその色合いが素敵に思うこともあります。
落ち着いた装いに大人の佇まいがあるように。

涸れることなく流れ続ける滝の音も、
近づく冬を想えば、あの夏とは聞き心地も違って感じられます。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   

今日も...ありがとうございました。

ただそこに在るように。

2013-11-17 17:04:43 |  エゾシカ 
もぐもぐ。

…んっ!?

…なんだ、人間か。

もぐもぐ。。。

雨降りな上に、何かと忙しかった今日。
それでも、どこかに散歩に行きたいな...と思っているうちに、、
気がつけば日が暮れていました。よって、昨日の写真になりますが、
オスジカ。なかなか立派な角で、その素敵さに僕も立ち止まってしまいました。

先月の下旬ならば、、
ギョロリと目をあけて、口も半開きに、息遣いも荒く、
いかにも異様な佇まいで、甲高く鳴いては、メスジカ達へにじり寄る、
そして、しばしば猛烈な勢いで逃げられる。。。という
オスジカの繁殖期らしい様子がありましたが、この日は穏やかものでした。

どこか置物のようで、
ただそこに在るように。

道路脇でも、そんなシカがいますので、
運転にはご注意下さい。

僕も、この帰りに急にメスジカが車の前に出てきて
…なんとなく予想はしてましたが、、ビックリ!しました。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   


今日も...ありがとうございました。

茜色。道のように。

2013-11-16 16:44:45 |  夕陽 
2013年15時46分:プユニ岬で眺める今日の夕陽。

すぐそこの工事現場の人たちも見ていたでしょうか?
忙しそうしてて、そんな時間はないかもしれませんが。
ここも8月頃なら観光バスが徐行しながら進んでいたり、
観光にお越しになった方々の車も駐車スペースをいっぱいにしていたりして、
日没の時間帯になると...たくさんの人で賑わっていますが、今日はほぼ一人占め。

水平線の彼方から茜色の道が
長く長くのびていました。


明日も...小さな幸せ。ありますように♪ つよし   


今日も...ありがとうございました。